Z1/Z2 メーターアップとセパハン取り付け~メーターを寝かせて当時風カスタム

Z-1
Z1/Z2 セパレートハンドル&メーターアップ
Z1/Z2 当時風カスタムの定番

セパハンがまだ未公認の違法改造だった時代。それでもあのメーターが「ぴょんっ」と跳ね上がったスタイルに憧れレーサーを意識したポジションで走りたいと思い違反切符覚悟で改造した懐かしい改造です(あくまでもカスタムでなく「改造」なのです)。

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セパレートハンドルに合わせてメーターを寝かせて

Z2前期メーターと後期型(インジケーターが縦)では標準でメーターとライトケースの位置関係が全く違います。

横から見て前期はヘッドライトが若干前に出ていてメーターは低い位置にありますが、後期・縦インジケーターでは位置関係が変わりライトは下寄りでタンク側へ奥まった取り付けです。なので前期にセパレートハンドルを付ける場合、延長ステーを使ってメーターUP&角度変更するとグッと「さま」になるのです。

最近またネイキッドに「セパハン」を付けるカスタムがチラホラと見かけられるように・・・

Z1/Z2の良い所はハリケーンのセパハンであればストッパー加工してハンドルの切れ角を無くさなくともハンドルとタンクが干渉しない所。これがZ750FX/Z1000Mk2ですとガッチリと当たってしまいますのでかなり開いた角度で取り付けないとなりません(しかしこれではあまりカッコ良くありません)。マグラタイプですとハンドルクランプから直にハンドルバーが出ていますので(バー自体が手前にくる)、Z1/Z2とは言っても今回の様に視覚的にカッコよく見えるほど絞っての取り付けは困難、少し開き気味の取り付けになります。

今回は「ハリケーン」製品のZ2用を使い、トップブリッジの上に取り付けます。

ハンドルはフォークを延長してトップブリッジの上に取り付ける事で全てに余裕が生まれます
マグラタイプではトップブリッジ下に付ける場合はストッパーを加工してハンドルの切れ角を制限しないとなりません


メーターステーの製作

****以下は製作依頼品の記事につき一般販売品は未塗装での発送となります****

~~~2mm厚の鉄板を使いあまり高さを取らずに角度変更を中心に考え作ってみました。

手探りでまず手始めに25度」で造ってみると・・・。予想に反して殆どメーターは水平」に近い角度です。

2作目、今度は浅めに「10度」で造りました・・・。イイ感じではありますがもう少し角度が欲しいです。

3作目、「15度」で造ってみました・・・。この角度が寝かせた状態ギリギリ良好そうです。

 

ステー~メーター間はボルト・ナット固定だと整備性が悪いのと見栄えもスッキリとしませんので、ステー・メーター側は袋ナットを溶接しています。

 

 

これによって取り付け・取り外しもスムーズに行えます。

依頼品・完成後のペイントは2液ウレタン・5分艶有りで仕上げています

 

比較車両は「W3」ですがメーターリングに注目するとその差は歴然で、たった数度の変更でここまで大きく向きは変わります。

 

 

ハンドルが下がると更にメーターが強調されますので、セパレートハンドルとセットでの変更がスタイル的に完成度が高くなると思います。

 

Z1/Z2の良い所は殆どのセパハンでハンドルストッパーで切れ角を制御せずに取り付け出来ると言う事です。

★バーが手前に来る「マグラ」はあまり絞れません

~~~実はハンドルよりもアクセルワイヤー下部だったり、社外品に交換されたライトステーの厚みがタンクに干渉する場合が多いのが現状です

~~~このスタイル構築に欠かせないのが「クラッチワイヤー」と「マスターシリンダー・リザーブタンクステー」の二つ。

ワイヤーは既に廃番となってしまいましたがこれは空冷Z最終の「GPZ1100F」用の物です。これですと長さも丁度良く取り付けも同じでこれ以上の物は無いと断言できる最強のワイヤーです。レバーホルダー側が丸パイプになっていますので抵抗が少なくクラッチレバーの引きも重くはなりません。

マスターシリンダーのステーはポッシュ製・ブレンボRCSタイプ/S15Aタンク用でクラッチ側を使うとこの様にジャストな位置に来ます。