シグナスXのフロントカバー取り外しと光軸調整 ~4型・型式SEA5J編

【さ~そ】
SEA5J/4型シグナスX ~オイルチェックランプのリセット方法
SEA5J/シグナスXのヘッドライト球の交換方法

4型のフロントカバー(メーカー呼称は「モール」)の取り外し

電球の交換作業は簡単なのですが、交換に伴うフロントカバーの取り外しは少々のコツが必要です。


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フロントカバーの取り外し方

カバーはボルト2本と爪4箇所での固定方法です

カバーの取り外しは、内側・レッグシールド側の「トルクス」になったスクリューを左右・2本外します。

「トルクス」とはビス頭が花びら型に凹んだ形状の物です。

あとはカバーを手前に引き出すだけなのですが、爪がガッチリと噛んでいますので
上手に外してあげないと爪が折れて取り付けが甘くなってしまいますので要注意。 

 

寒い季節に外での作業は危険です。柔軟性の無い樹脂カバーは冷えて硬くなり爪は簡単に折れてしまいます。暖かい季節であれば問題ありませんが寒い時期の外作業は、カバーにお湯をかけてしなやかさを与えて冷めないうちに作業を行う事がポイントです。

  【実際の作業方法】

「V字」に穴の開いた部分に手を添えて上に引き上げます。

カバーの角部分を手前に引き出す要領で爪を剥がします。
右画像の親指位置を押しながら手前に引き出してあげると爪・フックは外れ易くなります。


カバーの脱着を容易に

カバーを外したら次回に備えて取り外しがし易い様に若干の加工を

爪は4箇所で引っかかっています。その爪先端部を軽くなだらかにヤスリで修正します。

 

カバーを外してみると、簡素な取り付けなのが良く見て取れます。

この爪・引っかかり部分の角度をヤスリでなだらかに修正して脱着を容易に加工します。

かるく修正出来たらカバーと本体側の双方の爪部分に薄くグリスを塗って滑りを良くします。
こうする事でしばらくはカバーの脱着が容易に行えるようになります。


光軸調整方法

折角のカバー脱着とバルブ交換ですので光軸調整まで解説

調整はメインスタンドをかけてクルマ通りの少ない広い道・壁に投影させた状態で合わせると、ライト位置の判断がし易いです。

 

向かって左(車体右側)の下にあるダイヤルで光軸上下を調整します。

向かって右(車体左側)の上に設置されたダイヤルは光軸の左右での調整となります。

ダイヤルは時計回りにネジを回すと光軸が下がり、反時計回りに回すと光軸が上がります