水冷車両の容易なプラグ交換方法
各メーカー車両のネイキッドタイプ
ネイキッドとは言ってもプラグ交換はタンクの脱着が必要になります。
燃料タンクを完全に外さないで出来るプラグ交換方法を解説します。
水冷ネイキッドで使える燃料タンクの移動方法
ホンダCB400SF/スーパーフォア、カワサキZRX400、バリオス
この辺りの車両をサンプルに簡単プラグ交換方法を解説していきます。
この部分を上方にずらしてタンク位置を持ち上げて隙間を作ってあげるとプラグへのアクセスが容易になります。
燃料コックに付いたホースも外さず、タンク後方の固定ボルトのみ取り外すだけでOKです。
(車種によってはタンク下・ブリーザーホースが抜けてしまう場合があります)
タンク固定ボルトを外しタンクを後方へ移動させると前側のブッシュからタンクが抜き出されます。タンクを上方へ持ち上げてブッシュの上に被さる様に置いてプラグ交換の準備完了です。
CB1300SFはこの作業がし易い様にタンク固定部分が蝶番の様になった構造です
狭い部分での工具の使い方
隙間が出来たとは言っても作業スペースは広くありません
タンクを外せば長いエクステンションバーと首振りタイプの工具(ユニバーサルジョイント)を使って簡単にプラグは外せます。ですがタンクが載せられたままの場合それは不可能です。
ラチェットを外し、エクステンションバーを引き出します。
プラグソケットを落とさない様に押さえながらバーと分離させて取り出します。
プラグのネジ山にはカジリ防止の為、スレッドコンパウンドを少量塗布して組み込みます
この作業を4箇所行う訳ですが車種によってはカムチェーンの位置が真ん中や横であったりしますので、部分的に取り出し難い事もあります。エクステンションバーの長さを変えたりユニバーサルジョイントが必要になったりもしますので工具選びが大事になってきます。