電子化された新しい車検証の注意点
新型の車検証は「ICタグ」付きとなり、オンライン処理が可能な便利なものとなりました。
二輪ユーザーにとってもメリットがある機能となっています。
自動車関連事業者の負担軽減に
車検証の電子化で特にメリットが大きいのは、自動車関係事業者です。
今までは車両の新規登録や名義変更、車検などで毎回運輸支局や軽自動車検査協会に足を運ぶ必要がありました。ですが、電子化で車検証情報をオンラインで更新できるようになり、運輸支局への出頭が不要となりました。
ユーザーへのメリット
車検証の電子化は、以下のように小型二輪ユーザーにもメリットがあります。
- 車検にかかる時間が短縮
- 一部手続きをオンラインで完結
- アプリで車検証情報を確認可能
車検に於いて、車検代行業者が新たな車検証を取りに行くことなく、ユーザー自身が名義変更や住所変更、所有者・使用者情報変更を行う際も、オンラインで手続きすれば運輸支局への出頭が不要です。車検証の有効期限や車両のリコール情報なども専用アプリで確認できるようになります。
OSS・ワンストップサービスでのオンライン手続き
OSS,ワンストップサービスの頭文字をとってアルファベット3文字。
小型二輪の住所変更と継続検査手続きを試してみましたが前準備が多く、作業完了までには時間がかかります。それでも運輸支局が遠い方には慣れてしまえば便利に感じるシステムだと思います。
ICタグ付きの車検証
完全に切り替わるまでには時間がかかる為、従来通りのA4サイズ「自動車検査証記録事項」。
こちらが付属しています(3年後に廃止予定)。
ICタグが内蔵の為、二輪ユーザーは折り曲げに注意!
車検証と共に発行される「自動車検査証記録事項」。
記録年月日(検査完了日)と、有効期期間が二年後に変わったこの記録証は新しくなりますが、車検証はずっと同じものを使うことになりますので、折ったり曲げたり、汚さないように気を付けましょう。
破損してしまった場合には再発行手続きで新しい物になります。その他、各種変更手続き・申請があった時も新しく発行されます。
ユーザー車検時、古いままだと勘違いして焦らない様に気をつけてください
電子化された証書に合わせてコンパクトな車検証ケースを用意