カワサキ650RS/W3~ 割れやすく入手し難いスロットルパイプを金属製に! 他車種流用加工で製作します

W3
W3 スロットルパイプ製作
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W3のスロットルパイプを作ります

販売台数の少ない「W3」

スロットルパイプは樹脂製で割れている事もしばしば・・・。
そこで安価に入手出来て金属製のW1S~W1SAのパイプを使ってW3用に加工します。

 

左が「W3用」、右が「W1S/W1SA用」

 

一見W3の方が巻き取り径が大きく見えますが、ワイヤー太鼓部分の位置を測ってみると、
殆ど支障のないレベルの差です。

プレート部・パイプの加工

 

 

プレート部分をW3同様の形状に近づけて削り、ワイヤーの通り筋を作れば完成です。

 


 

まず最初に圧入されているこのプレート部分を作業し易い様にプレスを使って抜き去ります。

回り止めに「ローレット加工」されているのがこの画像でも解りますね。(画像ではワイヤー部分の外周切削が終わり再圧入前の状態)

一度抜いてしまうと緩くなる可能性も考慮してドリルで穴開け加工&ネジ切り。
(→ その為に位置合わせにマジックで印づけ)

作業の終わりに最後にイモネジにて固定とします

パイプ側はネジの来る部分にポンチで凹みを作っておきます。

ネジを締め込み過ぎるとパイプが変形し動きが悪くなるので加減しながら調整します

 

ワイヤーの通り筋は金属用ノコギリにて作ります

 

ワイヤーに引っかかりが無い様に
仕上げは薄型の金ヤスリで仕上げます。

 

    【完成】

プレート外周の切削にはサンダーを使って粗削り、仕上げはベルトサンダーにて行いました。

ワイヤーの通りは金属用のノコギリを使い丁寧に真っすぐ溝を削っていきます。

 

 

ワイヤー径より微妙に広い鋸刃を選ぶのがコツです