W1S,W1SA,650RS/W3 固着しているシリンダーの外し方
分解整備の過程で長年開けられた事の無いエンジンは固着部分が多い
長らく分解された事の無い、若しくは一回も開けられた事の無いエンジンでは固着している部分が多いです。ボルトは特に多い固着トラブルで、各種カバー類もなかなかガッチリとくっついていて剥がすのに一苦労します。
整備書・マニュアルの代わりに「サイト検索」を
整備マニュアルがあるとヒントも多く記載されていますので作業がはかどります。
でもマニュアルは一般流通していませんので、お持ちでない方々の参考になる様にここで解説しています。様々なページを用意していますので必要に応じて右側新着記事上部の「サイト検索」からキーワードを入力して当サイト内からお探し下さい。
マニュアルに準じた方法でシリンダーを取り外し
固着シリンダーはこの方法が一番
- 前側1箇所と工法3箇所のシリンダーナットを外す。
- 左右側面・4箇所のナットを緩める。
- シリンダースタッドボルトとシリンダーフィンの隙間に入る金属プレートをそこに挟む。
- ナットを緩めると挟んだプレートに触れ、更に緩めていくとシリンダーは浮いてきます。
~~~まず前後のナット、4箇所を取り外します。
~左右・側面のナットを緩めたらスタッドボルトとフィンの間に金属プレートを挟みます。
~~~プレートを当て、その状態でナットをスパナで緩めていくと・・・。
過去にこれで外せなかったシリンダーはひとつもありませんので確実な手法です
ナットの角度に合わせて左右で位相の違う角度を持ったスパナは非常に使い易く
シリンダー脱着には必需品です。