Z1/Z2 モリワキスイングアーム~マフラーステーを避けた初期タイプを検証

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Z1/Z2 モリワキスイングアーム
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【も】

Z1/Z2用リワキ・アルミスイングアーム

マフラーステーを切らずに装着出来る唯一のスタビ付き・アルミスイングアームです。

レイダウン加工も必要なくボルトオンで取り付けが可能です。

OVER/オーバー製も少しフレームを広げれば装着可能ですが、そのまま付かないと言う点を考慮するとモリワキ製のみと言っても良いでしょう。

最近になってスタビ無し角鉄スイングアームが復刻されましたが、このスタビ付きアルミスイングアームは復刻の予定がない様子です。

 

ノーマル・丸パイプと比べると大きく違います

スタビ無しは近年になってラブコールが多かったので再生産・復刻されました。
短いサスペンションを使うかレイダウンをしないと車高が変わり車体バランスが崩れてしまいますが、当時の物が今現在使えると言う当時を知る者だけでなく憧れている世代にとっても嬉しい生産品です。


このスイングアームの優れている点

  • フレーム無加工で装着出来る事
  • チェーンをカットせずにスタビライザーの中へチェーンが通せる機構
  • サスペンションの取り付け位置が下げられており純正とほぼ同じ位置で車高が変わらない
  • スタビ付きであっても軽量
  • 高すぎない剛性が車体にマッチしている
  • ピボットベアリングが最新式になっているので動きがスムーズ
一番良いと思える点はやはりフレーム無加工での装着とサスペンションの取り付け位置でしょう

 

こうしてスイングアームの前期と後期が装着された車両が揃うのも非常に珍しい貴重な光景です。

~~~車高が上がらないのは角型になってアームに高さが出てしまう事を修正しているからで、取り付け位置を下げる為に「座繰り加工」を施しているからです。平成期になっての再販版はコスト面考慮と作動性を上げる方向に変わっていった時代に合わせて、レイダウン化を図る為に取り付け位置は角型の上部に変更されています。よってそのまま付けると尻上がりで見た目も悪く、車体姿勢が崩れて乗ってもちぐはぐになります。


 

 

手前のプレートは別パーツとなっていて溶接して組み立てられています。

同じ初期タイプでも前期と後期の2種類が流通

初期型にも前期と後期があります。

見て目で判断出来る所は前期がアルミ地肌でバフ仕上げなのに対し、後期はクリヤー塗装です。その他、右側スタビライザーがマフラーを避けるように内側へと曲がって逃げています。

【前期】                    【後期】

 

モリワキ製のこのスイングアームはピボットシャフトに振動が集まり易いのか、ナットがよく緩みます。ロックナットになっているのですがすでにこの古いナットでは役不足の様で、時々の増し締めをお勧めします(新品は既に販売終了)。

シリアルナンバー入り

ブレーキ側・右側ピボット方面に刻印があります。

後期の方が文字の上下が荒れていて確認し辛いです。

 

前期: ME-ND 16**

後期: ME-ND 160**

・・・一時期かなり問い合わせを頂きましたので今後の復刻に期待しています。