Z1,Z2 クランクベアリング・ピン部分のクラック
ピンの取り付け時は要注意
~~~このピンは圧入されておらず分解時に取り外される事も多いです。それによって引き起こされるトラブルがこの「クラック」なのです。クランクケースを合わせる段階で分かりにくいのが難点で、組付け前にしっかりと確認しないとこの様な事態を引き起こします。
潤滑剤は「液体」です。ピンの下に(穴中に)残った潤滑剤の逃げ場が無くなり、合わせたケースをボルトで締め付ける時に穴の中の内圧が増大しケースを割ってしまうのです。これは水没した車のエンジン内に混入した水を圧縮し、ブロックが破裂するのと同じメカニズムです。