Zシリーズ フロントフォークオイル量の調整方法
~~~現代版に合わせた測定方法でフォークオイル量・レベル調整を行います。
フォークOH・分解整備を前提に解説をしています
Z1/Z2用 スライドメタル装備・ボルトオン設計のインナーチューブはコチラ
マニュアルに沿った測定方法で整備
~~~オーバーホール時に規定オイル量にて調整・・・、と言うのもあまり気持ちの良くない作業ですのでここはキッチリと「オイルレベル」での調整を行います。こうする事によって左右バランスもとれ、設計思想の古いサスペンションにとっては良い方向へ向かう整備が進められます。
フォークオイルレベルの確認方法は・・・。
- 前輪を浮かせる
- フォーク・トップキャップを外す
- フォークが伸びた状態で更にフォークスプリングは外さずにセットされたまま行う
- インナーチューブの中に長い棒を差し込みインナーチューブ上端面~油面までの寸法を測る
~~~この方法だと正確な寸法が測れず、毎回数字が変わってしまう事もしばしば・・・。
現代版フォークの整備方法に合わせての測定・調整方法
スプリングを外しフォークを縮めた状態での実数値を公開しますので整備の参考にして下さい
【フォークスプリングを取り外しインナーチューブを縮めた状態での計測値】
現行車両と同じ様にフォークを縮めスプリングを外し、インナーチューブ上端面から油面までの寸法をとる方法です
《Z1/Z2》 『255mm』で伸ばした状態455mmに相当(オイル量:160cc)
《Z750F,Z750D1》『215mm』で伸ばした状態455mmに相当(オイル量:165cc)
【推奨フォークオイル】
旧い車両程フロントフォークをしっかりと作業しますと乗り味の変化が確認出来、乗っていて楽しい車両になります。車体のより良い状態を保つためには細かい作業の積み重ねが重要です
参考記事内で推奨フォークオイルについて解説しています。