~~~電話の普及ましてFAX等一般的でなかった時代に現代で言うバイク便を使う新聞社は多く、ニュースとなる現場記事・写真フィルムを本社へ瞬時に発送する手段として「プレスライダー」利用は当たり前でした。
そんな中でこのプレスライダーたちはすり抜けを容易にする為ノーマルのハンドルを内に曲げて対処していました。当時は「プレスハンドル」と呼ばれ新聞社の目印となる旗をフロントフォークとフェンダーを繋ぐステーに旗棒と共に付け、街中を走る姿はバイク乗りの憧れの姿となっていました。
ノーマル絞りハンドルからヤマハ「YB」ハンドルへ
「Z2」は多くの映画で使われてきましたが、その中で純正シボリから他車種ハンドルへ交換した車両がいわゆる「暴走族」系ドラマにも出現しました(ドラマ・映画が先で流行したのではなく、既に定番となっていた事をドラマにも使っただけ)。ヤマハのビジネス「YB」の純正ハンドルを付けるのが当時流行しましたが実際に付けると取り付け部分の幅が狭く、ハンドルクランプをハンドルのアールに合わせて削らないと固定出来ませんでした。
Z1へのYBタイプ取り付け概要
~~~取り付けに関しては純正ハンドル・ワイヤー類からですと交換の必要はありませんが、唯一ブレーキホースは一旦外して向きを反転させてやらないとメーターにガッチリと干渉してしまいます。その他、右側グリップ位置を外に出さないとマスターシリンダーのクランプがハンドルのアールにかかってしまい固定出来なくなりますので指1本分外に出す様にします。
バックミラーを「ショート」タイプに変更
ミラーは短い物に交換してバランスをとります。純正・ロングですとだらしなく長く伸びている状態になりますので、ここはスマートにショーとミラーがお勧めです(長いままでもそのスタイルはそれも当時風で悪くなくむしろ斬新)。
取り回しの関係でクラッチワイヤーが重くなります。取り付け角の変更に始まり、今回はお薦めの『ベルハンマー』をワイヤー内に注油して対処しました。