アドレスV125Sの社外ホイール交換について~V100/V125GとV125Sの互換性を検証

【あ~お】
アドレスV125SにV125G用ホイールを装着
アドレスV100/V125G用ホイールがV125Sに装着可能なのかを検証します

お問い合わせの中でも多いのが販売終了となってしまった「V125S」用のホイール。
そこで流通量の多い「V100/V125」のホイールで対応出来るのか?

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V100/V125G用とV125Sのホイール

V100,V125G,V125S,どれも基本的に同じ物です

V125Sはメーターが「電気式」になりますのでフロントホイールにメーターギヤBOXがありません。V100,V125Gとはこれが一番の違いです。

V125S用・前輪ホイールはメーターギヤ用の「切り欠き」がありませんのでV100/V125Gに装着不可です。

 

後輪側はV100/V125G用がV125Sに無加工で取り付けが可能です(3車全く同じ物です)。

【前輪用加工方法】

メーターギヤボックスの代わりにカバー付きのスペーサーが付いています(V125S)。

 

これをこのまま社外ホイールに使う事は出来ません。
御覧の様に「V125G」用ホイールセンターとカバー径が同径です。



【スペーサーの加工とホイールセンターの確認】

スペーサーとカバーは嵌め込まれているだけですのでプレスで抜く事が可能。
段になっているので内側から押し出します。

 

各部を測定すると、カバーを外したスペーサーの寸法でジャストサイズ。
ホイールセンターもキャリパー位置も合っていますので問題無く使用出来ます。



【スペーサー取り付け部分の仕上げ】

ホイールの取り付けが可能であっても、このままだとベアリングが剥き出しで水分の混入は必至です。

ブレーキ側のオイルシールを測ってみるとここもそのまま使えるサイズです。
メーターギヤ用の切り欠きはありますが、オイルシール下に薄く液体ガスケットを塗る事によって密閉する事が出来ます。
オイルシール・リップ部分へのグリス塗布も忘れずに。

間に合わせで純正ホイールから外して古い物を使っても構いませんが、スペーサーを取り付けた時に緩い場合は必ず新品に交換しましょう。

完成後、一昼夜は乗車を控え液体パッキンの完全硬化を待ちます。

 

測定用工具「ノギス」はあらゆる場面で必要とされます。ひとつ常備しておきましょう


V100,V125G,V125S ホイールの互換性

作業を進めてみるとメーターギヤ部分の相違を確認

メーターギヤ取り出し部分の有無だけで、取り付けに関しては殆ど無加工に近く
ほぼボルトオンと言っても良いでしょう。
取り付け注意点は新品オイルシールの用意と液体パッキンとグリスの塗布のみです。

後輪は3車種共に同じ物ですが、前輪はメーターが機械式と電気式で異なります。
V125S用・前輪ホイールはV100/V125Gに装着は出来てもメーターギヤボックスの取り付けが不可能となりますので要注意。