イプシロン250/CJ43Bのリヤブレーキ ~パット交換編

【あ~お】
イプシロンとスカイウェーブのリヤブレーキパット交換を解説
カワサキ・イプシロン250のリヤブレーキ整備

カワサキ・イプシロンはスズキ・スカイウェーブのOEM車両

カワサキで部品を注文すると割高なのと欠品・販売終了とされてしまう部品も多いので、車体番号で合致するスカイウェーブ用で注文するのが良いでしょう。


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イプシロン・スカイウェーブのリヤブレーキ ~ホイール取り外し

リヤホイールを外さないとキャリパーが外せずパットも交換出来ないと言う整備性

リヤホイール脱着とは言ってもマフラーを外さないでホイールを外せる機構ですので然程面倒な作業ではありません。

キャリパー固定ボルトを外してもパットを抜き差し出来るスペースが確保出来ません。
ホイールを外してのパット交換が前提の様です。


 

 

3点留めのホイールはマフラーとの隙間が広いので、マフラーを外さずにソケットレンチを使ってナットが取り外せます。
ナットが外せたらホイールを横にスライドさせてスタッドボルトから抜きます。


   【ホイール取り外し前】           【ホイール取り外し後】

ホイールを引き出す事は出来ませんが、ホイールを落とし込むだけでキャリパーを外す隙間が大きく出来ました。

イプシロン・スカイウェーブのリヤブレーキ ~パット交換

イプシロンとスカイウェーブのパット交換にはコツがあります

ブレーキキャリパーには2個のピストンが装備されています。筒形状の一般的な方のピストンはそのまま押し込めますが、十字に溝が彫られた方のピストンは「ねじ込み式」ですので要注意。
押してもピストンは入っていきません。このピストンは右廻しに回転させてねじ込んでいくのが正解です。

十字の溝のある方は溝に合わせた工具で回転させてピストンを押し込んでいきます。
ここではサークリップ・プライヤーを使って溝に引っかけての作業です。


十字ピストンは溝を画像の様に縦横直角になる様な位置に合わせます。
パット側にはこの溝にハマる凸・突起がありますのでこの形にしないとパットが正常な位置に収まりませんので要注意(純正品のみならず社外品にも凸があります)。

ホイールナットを外してリヤタイヤを落とし込む事と、ブレーキピストンの押し込み方とその合わせ位置。
この2点に注意して作業を行えば手際良く作業がはかどる事と思います。
参考にしてみて下さい。