IMPULSE400/インパルス400の不調原因 ~その殆どは「燃料系」が原因

【あ~お】
インパルスの不調原因を解明
インパルス400/1994年以降・型式GK7CA での不調の原因

1994年(2月)に発売されたGSX400インパルス

初代は1982年に遡りGSX400FSとして発売開始。
ヨシムラと共同開発された純正での集合マフラーは衝撃的で、限定解除・大型免許が国立大学の合格率よりも低い「0.2パーセント」時代のライダー達・中型ライダー達への大きなプレゼントでもありました。
2代目インパルスは1986年登場。
GSX400XとしてデザインはGSX1100S刀のデザイナーで名を馳せたハンスムート。デザインでしたがこれが振るわず、レプリカブームの波に乗れず短期間で消滅。
ネイキッドブームの後発として1994年に満を持して発売された3代目インパルスは14年もの長きに渡って愛されるモデルとなりました。


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エンジンのかかりが悪い すぐにカブる 吹けが悪い

どの症状も燃料系で解消される場合が多い物です

燃料コックの不良でガソリンがキャブレターに流れたままになっていたり、
キャブレター内部の部品の不良で調子が悪かったりと不調の原因の多くは燃料系だったりします。

キャブレターを開けるとこの様にフロート周りは櫓(やぐら)構成となっており、
一種独特の形状を成しています。

このフロート一式がキャブレター本体にセットされていますが
ジョイント部分には「Oリング」が使われており、実はここに問題が発生しているのです。

 

フロート一式を外して逆さまにした画像です。
2箇所にOリングが使われているのが分かります。

見た目で判断出来ないのがシール系・Oリングの類の困った所。

このOリングが古くなると密閉が保てなくなり、余計な燃料を送る事となってガソリンが濃い状態へと変化してしまいます。
この2箇所のOリングを交換するだけで不調が改善される事が多数ありました。
フューエルコックの不具合で常に燃料が開放されてキャブレターへと流れ込む症状によって、同じく燃料の濃い状態になってエンジンのかかりが悪いと言う修理も多数ありました。

 

このOリング2種共々燃料コックも新しい物と交換して不調改善の整備を行いましょう。

~~~インパルスは若干のバッテリー低下でもエンジンのかかりが悪くなる事もしばしば。
バッテリーの早期交換・整備もしっかりと管理しましょう。

インパルスだけでなくバンディットも同じ構成ですので同様の処置で修理可能です