ＣＢ７５０シリーズ ～ドライブチューン交換の注意点
基本が分かっているが故に間違えてしまう事もあります。
ここではCB750シリーズのドライブチェーン交換時の注意点を解説しています。
ドライブチェーン交換の基本
ドライブチェーン交換の基本は後輪を一番前にした状態で新しいチェーンを取り付けます。
しかしあくまでもこれは基本で、CBでこれを行うとリンク数は「９８」で足りてしまいます。
これでチェーンを調整して完成ではありますが、このチェーンが新しい状態で後輪を外そうとすると・・・。
後輪を前方に移動させてチェーンを外したいのですがその隙間が無く、タイヤの空気を抜いたりブレーキパネルを外すなどスプロケットからチェーンを外す為の作業が必要になります。
暫く乗っても隙間に余裕が出来る程の「初期伸び」があるはずもありません。
チェーン調整用の６ｍｍ六角ボルトが長く突き出ている事でチェーンの長さが瞬時に判別出来ます。
CB750のチェーンリンク数
パーツリストで確認するとＣＢ７５０のチェーンリンク数は「１００」です。
これは整備をするにあたって前述の様にならないように考えられた数字です。
確認を怠り基本に則って作業をしてしまうと後の整備性が悪くなってしまいます。
僅かながらホイールベースも短くなり操安性も変わってしまいますので、
普段から乗り込んでいるオーナー様ですとその違いに気付く事でしょう。
～～～調整目盛りを見ると最少目盛りよりも前の状態、調整ボルトも長く突き出ています。
