どの様な加工なのか、加工するとどうなるのか。これからお考えの方への解説となります。
実際にどの様な加工なのかをここで解説しています。
【加工されたCRキャブレター】
この作業(加工)はCRキャブレター唯一の欠点、アイドリング時・低回転域の混合気出口がスロットバルブ部にしかないものに、スロットルバルブの外側(インテークポート側)にもう一か所流入経路を追加する加工です。
0.55mmのワイヤー線をポート側から差し込んでみると・・・。
スロージェット穴まで貫通しているのが確認できます。
この穴径は0.75mm線だと入らないので、0.65mm前後の通路径だと思われます。
角度的には30~33度あたりでしょうか。
この作業は位置決めから角度出しなど、非常に高度な技術で行われる加工です。
これをCRキャブレターに追加工したものです。
【パイロットスクリュー加工】
前述のアウトレット加工と違い、穴はまっすぐポートに向かって開けられますが、これも高度な技術での作業になります。角度調整が無いからと言っても専門知識だけでなく、確かな技術力が必須な加工内容です。
CRキャブレターはサーキット前提のレーシングキャブレターと言う位置付けです。
その為街乗りに合わせるのは至難の業で、私も昔CRセッティングにはまっていた時は
季節だけでなく午前と午後での狂いに悩まされたり、低回転域を含めた全回転域・総合的なセットアップの難しさを味わいました。
ですが前出の加工を施すことにより、セッティングの幅も広がるだけでなくセットのしやすさも増しますので、技術の進化で旧式の物が新型に負けず劣らずになると言う凄い世界を感じます。
ですが、これらの加工をせずともしっかりとセットアップされるショップ様もある事もまた事実。
実際にその車両を乗ってみると、とても乗りやすくパワフル。
息つき・もたつきもなく全回転で安定。
そのセットアップ技術の高さには圧倒されますし、自分自身その高みを目指している最中です。
FCRで慣れていても、CRキャブレターはまだまだ奥が深いと感じますし、吸気音とアクセルを開けた時の体感はやはりCRに軍配が上がると思います。
それが今なお続くCRスペシャルの人気たる所以なのでしょう。








