ホンダ CB750~純正ハンドル交換 配線・中通しの作業手順 &CB750K0設定部品

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CB750K0 ハンドル交換
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【C】

 

ホンダ CB750

CB750のハンドル交換です

CB750K0ですが、2019年1月現在まだ純正品でハンドルは販売されています。
4本引きのアクセルワイヤーも高額ですがこれも純正品で販売中です。

ハンドル交換手順① スイッチ配線取り外し

☆左側バックミラーの取り外し、クラッチワイヤーの取り外し。

☆Fブレーキマスターシリンダーの取り外し(ホースは外さないでOK)。

☆アクセルワイヤー取り外し(ワイヤーは1本なのでキャブ側外さずともOK)。

フューエルタンクの取り外し(外さなくとも作業可能、タンクに傷をつけない為に外す)。

☆ハンドルクランプからハンドルの取り外し。

☆ヘッドライトを外し、左右スイッチの配線(ギボシ端子)を抜く。

☆ハンドル付け根の穴から配線が出ているので、スイッチ側引く+付け根側押す~の繰り返し。

☆左右同じ要領でスイッチ線を抜き去る。

ハンドル交換手順② ハンドルにスイッチ線を通す

古いと保護チューブが固くなり割れていたりヒビが入っている事も・・・。

配線テープで巻いて養生し、ハンドル内には潤滑油をスプレーする。

ここから取り外しと逆の順番で作業を進めます

☆ハンドルをしっかりと持ち固定、配線を押しながらハンドル内に通していきます。

☆付け根側に数本出てきたらしめたもの!

☆プライヤーで挟んで引っ張り出し、この後は「押す+引く」を交互に行えば完了です。

 

K0のハンドルは曲げが緩やかなので比較的通しやすいので、配線をドライヤーで温めて
作業すると、先の潤滑油と合わさってすんなりと通ります。


左右共に通し終わったらハンドルを固定します(まだスイッチは閉じていな状態)。
スターターボタンとホーンボタンからの線が1本ずつ単独で出ていますので、
切らない様に十分に注意します。

また、線がめくれていたりするとスイッチBOX内で接触し(ショート)ヒューズが飛びます。
なのでここが一番気を使う所です(この作業では一旦切り離し再ハンダにて修正しました)。

ビス固定のコツは、スイッチ回り止めのピンに挿入させる為に
スイッチ側から配線をハンドル内へ押しつつ、付け根側を引く事でピンと穴が一致します。

ビスの取り付け・固定の順は画像の通りで奥側から先に固定し、次に手前側の順です。

 

これは他の車両でもこの基本は同じです。

 

こうしてスイッチの固定は完了です。


番外編 ~~~CB750K0 新車時の部品構成/K0用部品

実際の画像が全て用意出来ませんでしたがその解説です

 

 

トップブリッジが未塗装でアルミ地。

(参考画像は後期の黒ペイント)

 

キルスイッチ・ノブが「黒」。

(その後「赤」に)

 

マスターシリンダー・キャップが
「凹み」タイプ。

 

ブレーキホース先端が「短い」タイプ。

(画像は通常の長いタイプ)

 

スピードメーターとワイヤーの間に
「スピードウォーナー」が
配線付きで入っている。

(参考画像にはありません)

 

通称「シワタンク」と呼ばれる
成型時のプレス皺がタンクキャップ直下に
見られる。

(画像は通常成型タンク)

 

タンクモールに黒いラインが入っていない。

 

サイドカバーの傾斜に合わせて
オイルタンクのキャップ部分が大きく外向き。

(画像は通常品の為に隙間が出来ています)

 

キャリパーボルトの六角穴の奥に
「☆型の凹み」があります。

(画像は通常品にて凹み無し)

 

チェーンカバーが短い。
K0用はスプロケット先端までしかカバーしていません。

(画像は通常の長いタイプ)

 

リムは「丸リム」と呼ばれ
全体的にふっくらと丸い形状。

(画像は角が立った一般的リム)

 

オイルフィルターケースにフィンが無い。

 

マフラーは無番もしくは「HM300」の
「3」が「ろ」の様に上が角張った書体。

出口は縦ピンでHM341より一回り大きな口径。

~~~以上過去の整備に携わった車両からのデータです。

これら全て付いている車体は稀ですが、知っておくとこれからの「CB750」への
見る視点が変わってくると思います。