Z1/Z2-W3 ~ブレーキキャリパーの丸プレートの剥がし方とOHに重宝する工具

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Z1/Z2-W3  ブレーキキャリパー整備について解説

 

Z1/Z2-W3  ブレーキキャリパーのOHに役立つ方法と道具

色褪せた味わい深い「丸シール」、これをキャリパーのOH後からも継続して再使用したい。
分解したキャリパーを隅々綺麗に清掃したい。
・・・そんな時の綺麗な剥がし方と作業工具を解説。


 

シール剥がしは火気厳禁!~燃料で接着剤を溶かします

オイル差しに少量の「ガソリン」を用意します

分解したキャリパーを水平になる様に置きます(分解せずとも大丈夫です)。
オイル差しで燃料をシール周辺に溜めます。


 

 

精密ドライバー(-)を使って、縁を持ち上げる感覚で僅かづつ隙間を開けていきます。
ここで注意すべきは1ヶ所で大きく持ち上げない事
幅の狭いドライバーを使っているので、そうしてしまうと丸プレートが歪んで
その一部のみが大きく変形してしまいます。


 

 

1/4~1/2回転程終わったところで
2本目のドライバーを軽く差込み
その隙間に再度燃料を流し込みます。
こうする事によって奥まで燃料が浸透して
接着剤が溶けていきます。


 

 

少しづつ持ち上げてステッカーを剥がしていきます。


 

 

ステッカーとキャリパー共に、残ったクッション材部分にガソリンを含ませしばらく置きます。
そうすると御覧の様に綺麗に残りかすが除去できます。

純正のステッカー表面の印刷は、経年劣化の為非常に弱っています。
ステッカー表面保護の為にも、洗浄剤使用の前段階で取り外しておくのが賢明です。

 

リプロ品も販売されているこの「丸シール」。ドレミ製品は薄いアルミステッカー(再使用不可)、PMC製品は純正品に似た厚手のアルミプレート(再使用可能)。各メーカーにてそれぞれに仕様が異なっています。

 


 

キャリパーOHで使用している作業道具

キャリパー分解後の錆&汚れ除去に使用する便利品を紹介

   【キャリパー分解~洗浄の手順】

洗浄はまず灯油系の洗剤で塊になった油を溶かします。
次にアルカリ性の強い洗剤で錆と共に汚れを落とします。
一度乾燥させた後、アルミクリーナーにてアルミ錆を除去。
再度乾燥させてから、鉄粉用クリーナー(錆落としで)アルミ肌に移った鉄錆を落とします。

後述する「ピック」を使って各部に溜まった汚れを擦り落とし、必要があれば錆落としを併用して細部まで綺麗に仕上げます。
面積の広い部分は柔らかめの真鍮ブラシを使うと簡単です。

 


 

   【ここでの使用品は「スナップオン製」です】

4本セットでの販売品は殆どがこの内容となっています。

→ストレート
→鉤状
→S字先端
→90度(L字)

 

 

 

多くの種類がありますが、全長150mmあたりの物が使い易いと思います

 


 

キャリパー清掃~ピックの使用方法

この工具、どこにどれを使うのか。実際の使用方法を公開

キャリパー清掃に使うのは主にこの二種類です。

→90度(L字)
→S字先端


 

【90度(L字)】

ピストンシール溝とダストシールの隅、
このL字タイプがとても重宝します。


 

【S字先端】

S字先端はピストンシール溝でも使用しますが、一番適している所はこのブリーダー部分。

ブリーダー先端部は必ずと言って良いほど錆が出ています。そのキャリパー側に移ってしまった錆を落とすのに使います。

この作業はブリーダー先端が当たる部分に傷を付けないように要注意!

 

   ここで使用の鉄錆落としは、呉工業のリムーバーです