22万kmノントラブル!驚異のシルバーウイングGTの基本整備~プラグ交換の方法とエアクリーナーの清掃

【さ~そ】
シルバーウイングGT 22万キロ整備
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【し】

シルバーウイングGTの整備性

ビッグスクーター系は整備性の良いホンダとは言え結構面倒だったりします。

このシルバーウイングに関しての基本整備は良く考えられてありますので特に難しい技術は必要ありません。

今回の修理は突然エンジンが掛からなくなった・バッテリーをGSユアサ新品にしても全然ダメ・・・、と言う依頼内容です。

火花OK、エンジン・コンプレッション(圧縮)良好。前日まで快調とのお話でしたのでキャブも問題無いと判断し消耗品の交換で直るとの見解に達しました。

プラグ交換方法

 

シート前部のカバーを外します。

 

 

 

そうするとプラグキャップが中に確認出来ます。

 

 

 

このエンジンは「2気筒」ですのでプラグも2本です。

~~~ギリギリで工具が真ん中のプレートに干渉せずに取り外すことが出来ます。

 

エアクリーナー、エレメントの清掃に向けてカバーの取り外し

エアクリーナーはサイドカバーとリヤステップパネルの取り外しが必要です。

 

シートを開け黄色丸のビスを2本取り外します。

 

 

 

 

 

 

 

テールランプ下のビスを外します。

合計で3本のビスを取り去ります。

 

 

 

ビスを外したら真横に向けてカバーを引っ張ると、内側で嵌っているクリップが外れてカバーが取り外せます。

 

ステップパネルはボルト2本の取り外しで簡単に外す事が可能です。

エアクリーナーの清掃

本来ホンダの車両はクリーナーが汚れにくいものですが今回の依頼車両は驚きの「22万キロ」超えの車体ですので、入念に清掃を行います。

 

~バイク便専用車両ですのでこの距離も納得です。

ケースを開けてみるととんでもない程の汚れ具合。これでは依頼症状の「エンジンが掛からなくなった」と言うのも仕方のない所です。

 

 

この状態では全く空気は吸い込めそうもありませんね・・・。

今回はプラグのみ交換で、クリーナーは清掃ですが次回は交換です。

 

 

一般的な車両と違いクリーナーは右側に付いていますね・・・。

 

 

エアの吹付でここまで綺麗になりましたが本来ならばこの「ビスカスタイプ」は要交換です。

★ビスカスタイプとは汚れを付着させる為の油が染み込んだカセット式を指します

各部消耗品の整備もそうですがエンジンオイルについては一番気を遣うべきところです。
2万キロも超えて来たならばしっかりとした物をこまめに交換してエンジン寿命を延ばしたいものです。

この一連の作業で調子も回復し22万キロでも快調にバイク便の役目を果たしています。いつもの事ながらホンダの車両には驚かされます。過去に「CD125」、「スペイシー125」、「ナイトホーク250」、「CB400SF(複数台)」等数々の10万キロ超え車両を新車時から整備してきましたが22万キロは本当に凄いです!

仕事で使うならば断然ホンダがお勧めと感じる体験談です。