スペイシー100アイドリング不良~エアインダクションホース・原因は経年劣化の配管

【さ~そ】
スペイシー100 各種ホース・チューブの交換
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【す】

スペイシー100 アイドリング不良は配管不良のお知らせサイン

「アイドリングせずアクセルから手を離すとエンジンが止まってしまう」そんな症状の時はまずエアー関連のホース・チューブの不良が疑われます。

必ずと言っていい程損傷があるのが、エアクリーナーボックスとキャブレター・ダイアフラム(バキュームピストン)を繋ぐチューブ

画像内ドライバーの先端で指示した所がバキュームホース。

大きく亀裂が入っているのが分かります。


外してみるとここまで大きく切れていました。クリーナーボックス側も縦に亀裂があり、その断面から察するとかなり以前より損傷していた模様です

キャブレター、エアクリーナー、エアインダクションの3系統

ホース・チューブはキャブレターからエアクリーナー、そしてエアインダクションの3系統に渡り使われています。そしてホース・チューブの殆どは「中国製」なので品質が悪く、僅か数年で切れてくるのは仕方のない所。ここは思い切って全てのホースを交換してしまうのが今後長く付き合うのに必要な整備と思います。

燃料系統迄含めてホース・チューブは全部で8本使われています。

左側画像は全て交換が終了したもので右側画像は外した古いホース・チューブの数々です

右側サイドカバー内にある「サブエアクリーナー」。殆ど交換・整備される事の無い部分ですので、ホース交換と共にここも新しくするのは必須です。新車から10年以上経過したエレメントは画像の様に触れると崩れる程です。

ホンダ純正部品とは言っても中国製エレメントは粗悪で、長期在庫品は含まれるオイル成分で未使用にも拘らずスポンジが溶けてしまっている事があります。開封してしまってもメーカー対応で無償交換出来ますが、開封・取り付け前にしっかりと確認する事が重要です。

ここまでの状態になった車両は燃料系統の整備も必要となります。
エンジンコンディショナーを使ってポートから燃焼室、そして排気ポート迄の洗浄を行うと見違える様な吹け上りとなります。

 


SPACY100/スペイシー100 パーツリスト

部品だけ買って交換は自身でと言う方へのパーツリストの案内です。今回交換した8本のホースとサブエアクリーナーの計9点。




全て揃えて税込み6500円弱です。一番高価なのは最後の頁の「ホース、エアサクションバルブ」の1460円(税別)です。

***画像はクリックすると大きくなります。拡大して部番確認して下さい***