今やビンテージ・オフロード的なCRM250R~オフ車のシート表皮張替えは1枚革で行える

【さ~そ】
CRM250R シート張替え
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【C】 【し】

CRM250Rで検証~1枚革でオフ車のシートは張替え可能

シート生地は今やネット通販でメーター売りされています。これを上手く使って自分で出来たらかなりの節約になりますね。

ほぼどんな色でも当社では1m当たり約「2500円」です(生地の幅は1m)。固定用針はエアを使った「タッカー」と呼ばれる工具を使って行います。DIYでエアタンクを持っている方は少ないと思いますのでその場合はホームセンターや工具販売のチェーン店で売られている「ハンドタッカー」を使用しましょう(握力はかなり消費しますが・・・)。

 

これが「エアタッカー」。

パワーがあって作業効率は最大です。

 

表皮は1m×1mあるとシート2個分

オフロードバイクのシートは幅が狭いので横幅40cmもあれば十分です。長さも1mは要らないところですが最低長さが1m売りですのでシート2個分となります。

 

まず先端部を決め針を打ち込み仮止め。

 

 

 

革を引っ張りながら弛みをなくしつつ後部を固定。

 

 

仮止めの最中に余分な革は切り揃えながら作業を進めます。

 

 

前後が大体決まってきたら両サイドを固定します。この時引っ張りすぎるとシートベースに当たる縁の部分が切れ易くなるので程々に・・・。

ヒートガンで温めて伸ばす

シート角は窮屈で針を打ち込むとシワになりそうな時はドライヤーで温めながら革を伸ばしてあげると綺麗に仕上がります。でも温め過ぎは表皮表面が溶けたり焦げてしまうので十分に注意。
ヒートガンは上級者向けですが短時間での伸ばしが可能ですので慣れるとこちらの方が使い易くもあります。

 

今回ドライヤーは使わずに張替えを行いました。

『引っ張って針を打ち込む』この工程だけで仕上げています。

 

シワがシート表面に出ない様に内側にすぼめていきます。

 

 

 

新品を見ても同じ形態になっていますのでこれで正解です。

 

最後の仕上げは「日向ぼっこ」!?

段々と形になってきました。仮止めの針打ちを何度となく繰り返して最後に本打ち込みをしてタッカー終了です。打ち込み後余分な革を切って完成となります。

 

 

シート表面にシワが残らない様にサイド部分を引っ張って形を整えていきます。

 

 

はみ出た生地を切って作業終了です。

生地が折り畳まれていた跡が残っていたり引っ張るだけでは取り切れない革の弛みは、数日間日光に当ててあげると綺麗に伸びて何事もなかったかのように滑らかになります。

★CRMだけでなく他メーカーの車種でも同じ様に張り替える事は出来ると思います。

参考にして下さい・・・。