負圧式キャブレターのダイヤフラムについて

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ダイヤフラムの簡単な修正方法
古くなったキャブレターのダイヤフラム

既に旧車の部類「W650」等、キャブレターを分解してみるとダイヤフラムは劣化して伸び切っている物が殆どです。こうなると洗浄後に組み込む事は困難です。


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伸び切ったダイヤフラム

本来交換しないとなりませんが、販売が終了している時は現状の物を使わざるを得ません。
そこで伸びて収まりの悪くなったダイヤフラムの取り付けについての整備解説です。

トップキャップを外してダイヤフラム(ダイアフラム)を見て見ると・・・。

かなり伸びてしまっています(サンプル車両W650)。

W650はまだ部品販売されていますが、もっと古い旧車になりますと部品の販売が終了している物が多いのが現状です。その場合は古くてもそれを使わないとならない事もあります。
そんな時の対処法は「日に当てて乾燥させる」事です。ごく簡単な事ですので天気の良い日に外に出して乾かすと良いでしょう。

ダイヤフラムの乾燥

 

外で日光に当てて乾燥させている状態のダイヤフラムです。
徐々に元の形まで縮んでいくのが認められます。


 

 

30分程で元の状態にまで戻りキャブレター本体への取り付けが容易になりました。
元通りの大きさにはなりましたが、乗って燃料に侵されていくと間違いなく張力は落ちますので調子も悪くなる筈です。状態の良い中古部品を調達して走行性能を維持したい所です。

 

燃料添加剤で伸びの発生を最小限に、そしてパワーアップが図れる事もあります。