車検のとき旧車はどうする⁉ヘッドライトの明るさ~カワサキZ1/Z2,W3,W1S,500SSでの光量UP対処方法

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旧車のヘッドライト 光量UP
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Z1,Z2,W3,W1S,SS500に見るライト光量アップ

旧車が車検に落ちる原因の殆どが「ヘッドライトの光量不足」によるものが大きいです。

ここでは実践的にヘッドライトの光量を上昇させる事を解説しています。これで解決しない場合はライトの反射板が曇っていたり、レンズの黄ばみによるもので光度が上がらないと決定づけられますので、その場合はユニットごとの交換での対処方法となります。

検査の合否を決定づける「三種の神器」とは

光量UPの為にはこれからあげる3点が重要です。どれひとつ欠けても目標の「15000カンデラ」には到底到達不可能です。 ここはしっかりと、手間暇と費用を投入して今後すんなりと検査合格出来る様に車体を作っていきましょう。

  1. バッテリー
  2. ライトレンズ
  3. ヘッドライトバルブ

~~~以上の三つでヘッドライトの明るさは保たれています。

三大重要事項の役割

3つそれぞれに割り振られた役目があり、これら3つの担い手がしっかりと作動する事によって光量が発揮されるのです。

 

バッテリー ・・・新品若しくは充電して検査に臨む

有名ブランドでも年々質が落ちてきてしまっていますので、なるべく検査毎に新しくしたいところです。推奨メーカーは「GSユアサ」「台湾ユアサ」、同じ容量でも少し弱々しく感じますが「古河バッテリー」も悪くはありません。

★古いまま使うのであれば満充電にしておくのは必須条件です。

 

『ライトレンズ』 ・・・「スタンレー」、「シビエ」の新品がこれも望ましいです。

 

同じスタンレー製品でもスズキの「インパルス」用は集光性が良く、他3メーカーよりも車検に通り易いので交換する場合はこれを使うのをお勧めします。

 

 

シビエは20年程以前にモデルチェンジしてレンズカットだけでなく、電球前方に付いていた反射板が無くなり光がダイレクトにレンズへ当たる様に変更されました。

 

★マルチリフレクターなどのプラスチックレンズの社外品の寿命は早い物だと約1年で、レンズ内のメッキが曇り洗浄しても解決しないレベルまで落ちる物もあります。

 

古い純正品のレンズで臨むならば内側の洗浄は必至です。塗装用の刷毛を使い、レンズ内側を洗剤で洗って「ヤニ」を落とします。

 

 

レンズ内洗浄後の乾かし方ですが、まずティッシュを数枚入れて良く振って水気を取り除きます。その後長いマイナスドライバーなどで再度ティッシュを入れドライバーをうまく動かして乾拭きをします。最後にドライヤーで乾燥させて作業完了です。

★洗浄に「速乾」ではないタイプのパーツクリーナーを使うのも良い方法です。

手元のレバーを押すと先端が開く、こんな工具があると便利です(狭い場所にネジ類を落とした時もこれで掴んで取れます)。

 

これでティッシュを挟んで、レンズ内の水分を拭き取る事が可能。

 

 

『ヘッドライトバルブ』 ・・・スタンレーのブランド「レイブリック」がお薦めの定番。

電球サイズが「H8」に関しては振動に強い高性能な「M&H」の選択肢もアリです。スタンレーの「H4」球・「ストリートハイパー・ハロゲン」では60/55Wの明るさが100/90W相当に明るさが上昇すると言う優れもの。レイブリックに於いては60/55Wが135/125W相当になる設定。マッハやW1Sで使われる「H8」球では35/36.5Wから60/60Wまでの光量増大。

 

 

一時流行った青いガラスの「ホワイトサンダー」ですがこれは白く綺麗に見えるだけで、測定機械にかけると光度は同じか少し落ちる具合で実際には明るくはなっておらず、説明書きは設計値であり実測値ではありません。ですので電球の選択はガラスがクリヤーな物を選ぶ事が必須条件です。

 

 この青いガラスの効果でHIDの様な白い光になりますが光度は上がりません。雨の日は特に光が散ってしまい見難い状況になります。

その他ゴールドがかった数色混ざったバルブも販売されていますが、それは車検非対応です。

★車検での色は単色で「白」または「黄」のどちらかとなります。

実際に車検上で行った検証では「ストリートハイパー・ハロゲン」が一番光度が上がり、実測値で「3000カンデラ」の上昇でした。これは合格の基準値が「15000カンデラ」からしますと相当な割合での上昇率。目視で光を見て眩しくない程度で大体「10000~11000カンデラ」ですので、これを使うと合格までは行かなくとも基準値に近い所まで持って行く事が出来ます。

 

ライトテスターにかけ光軸を正確に中心へ持っていくだけでおよそ「500~1000カンデラ」上がります(この幅は中心からの外れ具合によるものです)。

★「カンデラ」とは明るさではなく光源の光量の単位なので「ケルビン」とは全く異なります★


予算をおさえて車検に臨みたい場合は?

誰しもが部品を全て新品にして修理したいと願う所ですが、諸事情によってなかなか希望通りにいかない場合も多いはず。

びーのちゃん
びーのちゃん

(パパのお小遣いだけでは大変!)

ですのでここではそんな時の為、自分で出来る車検対策として『直結』の方法を伝授します。

  1. バッテリーは満充電が必須 バッテリー液も確認
  2. ライトレンズ内の洗浄
  3. H4ヘッドライトバルブは60W以上を使う H8タイプは最大の40Wに
  4. 作業前にバッテリー・マイナス端子を外してから作業開始
  5. 作業後、テスター屋さんで光軸を合わせる

~~~以上を踏まえ検査合格に向けて配線を直結します。この方法の良い所はその名の通りバッテリーから直接電球へと配線で繋ぐのでレギュレターが不調でも関係なく光度を上げられる事。

私は市販のオンオフ・スイッチを間に入れた配線を使っています。

 

今回使用品はデイトナ製ですが、意外に高価だったりするので「エーモン工業」の物がお手頃でオススメです。

 

 

 

バンドでハンドルに固定します

 

 

 

 

赤い方をバッテリー・プラス端子へ、若葉色はヘッドライトカプラーに割り込ませます。

 

 

 

こんな配線を作ってあげて・・・、電球側カプラーの裏側へ差し込みます。

 

 

 

カプラー裏側から見て「右側」がハイビームです。上の白い配線がロービーム、左側がアースとなっていてこれは全メーカー共通となっています。

★二輪のライト検査はハイビームでの検査となりますので右側の配線に繋ぎます。

~~~この作った赤い線に先の若葉色を繋いでスイッチを入れるとメインスイッチに関係なくハイビームが点灯します。

これで一番明るい状態となりますが、当然ながらバッテリーの能力ありきですのでバッテリーが古いと効果はありません。

 

最近のバッテリーはメーカー品でも質がやや落ちてきている印象がありますので、最近では2年毎での交換を推奨しています。

 

リレー付き強化ハーネスキットが最もお薦め

様々なメーカーから発売されているのがこの「ヘッドランプ・ブースター」。

リレー付きで追加ハーネスによってバッテリー直結と同等以上の効果があります。旧車整備・車検には欠かせない程の頼もしいアイテムです。

レストア時はレンズ交換とハイワッテージバルブと併用してこのブースターを組み込んでいます。数えきれない程の車両に使ってきましたが、壊れた記憶は未だありません。

これは定番の商品ですが「W3前期」には使えず、ハイとローの切り替えが出来なくなります。これより後の年式のカワサキ車両用には対策用配線が出ていますがことW3に関しては未対応です。

 


 

古い車両・車体ではメインハーネスやサブハーネスを新しくするだけでライトが明るくなったり、プラグの火花が強くなって快調になった事も多くこのあたりが旧車整備の醍醐味でもあるなと感じます。

 

~~~この様に現在では不合格の内容証明をプリントアウトして配られます。

★画像は「ライトの向き」で不合格になった参考書類です。