W1S,W1SA,650RS/W3のエアクリーナー ~フィルター修理編

W3
W1S,W1SA,W3 ~エアクリーナー・エアフィルターの修正
W1S,W1SA,W3のエアクリーナーエレメントを修復

純正部品は現在も生産中

とても有難い事に純正部品は2020年5月現在で未だ販売中です。

エアフィルターはW1S,W1SA,W3共通の部品番号で「11013-014」
金額は「4884円(4440円)」です。
スポンサーリンク

スポンジが溶けて無くなる?

フィルタースポンジのダメージ

フィルターをケースに密着させる為、その隙間を埋めるスポンジが付いています。
経年劣化ですぐにボロボロになってしまうこのスポンジ部分を修正します。

溶けたスポンジはガソリンで溶かして綺麗に落とせます(ウレタンシンナーでも落とす事が出来ま)。
トレーに浅めにガソリンを入れ(フィルター濾過紙に浸らない程度)、スポンジ面を下向きに10分程置くと剥がし易くなります。


 

 

~~~サイズの丁度良い「Oリング」を取り付けます。
耐油性のスポンジシートは一般販売されていませんのでこの「Oリング方式」が一番信頼性があり現実的修理です。出回っているスポンジは屋内用が殆どで、屋外用の物を選んだとしてもキャブレター周辺に使うとやはり痛みは早いです。腐食したスポンジを吸い込んでしまっては本末転倒です。

Oリングの取り付け方

フィルター側に貼り付けなくても大丈夫です

貼り付けるのに必要なゴム系接着剤も一般に入手し難く、特に貼り付けなくとも大丈夫です。

 

位置は多少ずれても大丈夫。
クリーナーケース側にOリングを置いてフィルターを取り付けるだけの簡単な作業です。
ビスを締め付け過ぎない様に注意して取り付けは完了です。

新品であっても保管して3年も経過しますと染み込んだオイルのせいで、スポンジは溶けた様に腐食が始まります。ストックしている新品部品は時々チェックしましょう。

新品部品は高価ですので、まだ使えるのであれば古い物もこの様に修理・修正して大事に使いたい所です

 

今回使用のOリングはZ1用・オイルフィルターカバーに使われる物です。
部品番号『671B25105』となります。
金額は税込み「913円(830円)」です。

純正のエアクリーナー・バンドは締め付けをちゃんとさせないとすぐに緩んでしまいます。
サイズの合った先端部がしっかりとした新しいドライバーを使い確実に固定する様に心掛けます。

ブランドはドライバーで定評のある「ベッセル」がお薦めです。