W1S,W1SA,650RS/W3 ~マフラーフランジを仕上げる・再メッキの下処理について

W3
W1S,W1SA,W3 マフラーフランジの再メッキについて
マフラーフランジの再メッキ ~下処理を施して仕上げを美しく

メッキを掛けて綺麗に光らせる為の創意工夫

フィンの隙間を平らに仕上げて細部まで光らせる処理の解説です

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マフラーフランジの再メッキ ~細部まで削って光らせる

フランジはそのままメッキしても光らない

マフラーフランジはメッキしてもその一部にしかバフが入らないので綺麗な仕上がりは望めません。
再メッキは平滑な下地が前提で輝きますので凸凹な表面のままメッキしても調理用アルミホイルの裏側・艶の無いシルバーに近い肌で返ってきます。
ここではこのフランジを光らせる為の方法を解説します。

リューターを使って凸凹をなくす

 

リューターでまず粗削りから始めます。
刃は様々な形状の「超硬刃」を使っています。


 

 

~~~いずれも左側が研磨前、右側がリューターでの粗削り後の物です。
この後超硬刃から「ペーパードラム」にチェンジして最終仕上げとします。

下地を綺麗にした仕上がり

非常に手間が掛かります。
それでもここまで輝きますので料理と同じで手間暇かけた分、最高の仕上がりとなります。

~~~フランジナットはステンレス製をバフ仕上げにして再メッキしたエキゾーストパイプと合わせて3点セットで交換しますとこの上ない素晴らしい物となります。

 

 


研磨作業の解説

エアリューターを使って研磨しています

超硬刃とペーパードラムを駆使して細かい部分まで研磨していきます。

~~~ほんの一例ですがこの3種の超硬刃を使って「粗削り~中仕上げ」を行います。


 

ペーパードラムはこの2種の形状を使って細部に渡って仕上げを行います。

超硬刃を使いフランジの隅々まで古いメッキを剥がしつつ段差を取り、その後ペーパードラムにて表面仕上げをして後のメッキの下仕上げとします。