W1S,W1SA,650RS/W3 ~イグニッションコイルの交換

W3
W1S,W1SA,W3 ~イグニッションコイルの交換方法
W1S,W1SA,W3のイグニッションコイル~W3をサンプルに交換方法を解説

純正対応品として販売されている物を使っての交換作業です

 

これは海外生産品です。同じ物・パッケージ違いも含めて購入先で値段設定が大きく変わってきますので、選定にあたっては下調べをして上手に購入しましょう。


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W3のコイル交換は周辺部品を外す

面倒と思って様々な工具を使用して簡単に・・・

簡単に済ませようと思い、色々な方法を試みましたが遥かにこのほうが大変です。

どれだけ面倒かは割愛しますが、狭い所で工具に力は入りません(W3)
W1SはW3と同じ縦置き設置ですが、隙間が多く作業は比較的し易いです。
W1SAはシートを外すと2つ並んでの横置き設置で、交換はとても簡単です。

イグニッションコイルの交換方法

コイル取り外しは周辺部品の取り外しが近道
W3のイグニッションコイル取り外しはコンデンサーの付いたプレートとバッテリーケースを外しての作業になります。この2点が外せたらコイルが付いたまま小物入れ・書類ケースを引き出します。

   【イグニッションコイルの取り外し】

まずバッテリーを外して、バッテリーケースを取り外します。

コンデンサーの付いたプレートを取って、書類ケース上の「ライティングデバイス」も外します(指さしている部品です)。
コイルからプラグコードを外し、配線も抜いておきます。


 

 

サイドカバー取付け用プレートを取ってからコイルを書類ケースごと左側へ外します。
コイルは「+」丸ビス2本を外せばケースから分離出来ます。

 

   バッテリーケースに付く「マット」の販売はコチラからどうぞ

   【イグニッションコイルの交換】

取り出したコイルの配線部分は端子の絶縁用にカバーが取り付けられています

この部分のラバーキャップは廃番品で、複製品も販売されていますが1個900円程しますのでW3の1台分で約4000円の出費です。
費用を抑えたい場合はバッテリー端子カバーやセルモーター端子のカバーを上手く使うと半額以下で済みますので経済的です(この車両はセルモーター端子カバーが使われています)。


 

 

これが純正部品です。
独特の形状を持ち、しっかりと端子部分を覆って保護しています。複製品はこれを忠実に再現しています。


カワサキ純正部品のバッテリーターミナルカバーを使ってみると

 

部品番号:11012-1354
税別定価「430円」の製品です。

ひと回り大きくなりますが絶縁・保護と言う観点からは十分に合格です。

   【コイルの比較と配線の取り付け】

   純正品と純正対応品を比べてみます

純正コイルとほぼ同寸での再現品で、コードを固定するキャップも付属したセットです

「+」と「-」の浮き文字があってこれも純正同様の作りです。


配線方法は「+」線がメインハーネス側へ繋がり、形状はオスのギボシ端子です。
「-」側はコンタクトブレーカーとコンデンサーに繋がり、形状はメス2口となっています。

画像では黄色線が「+」、黒線が「-」になっています。

メーカー配線図を記載しますが、見慣れていない方からするとやや分かり難いかもしれません。
過去に自分で書き留めた線図が出てきましたので拙いものですが掲載しましたので参考程度にどうぞ・・・。


コイルの取り付けは取り外しの方法を逆手順で行って完了します

配線を間違えない様に繋げてあげましょう。端子カバーは以前交換された物を引き続き再使用していますが、不格好と思われる場合は複製品を入手してスッキリとさせるのも良いでしょう。