W1S,W1SA,650RS/W3 ~クラッチとミッションに推奨するオイルを解説

W3
Wシリーズに推奨のクラッチ&ミッションオイルを紹介
W1S,W1SA,650RS/W3 Wシリーズのクラッチとミッションに効果的なオイル 

以前より紹介しているエンジン『オイル・アッシュPSE』

前々前回に引き続いてのオイル解説記事です。今回は「W」のミッションとクラッチに特化した内容となっています。

エンジンオイル・PSE15W50をエンジン・クラッチ・ミッションの3箇所にこれを使っていましたが、更に良い物を紹介します。


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W1S,W1SA,W3 最新オイル情報 ~クラッチに推奨のオイル

当サイトで推奨する「アッシュ」

エンジンオイル・PSEでも十分に素晴らしい性能なのですが、より良い物を探求していくと更に高性能なオイルがあります(ミッション系に特化したオイルです)。

エステル配合のエンジンオイルと同等に作られたギアオイル『PSEギア』
このシリーズの『75W-90』をお薦めします
「75W90」と見るとかなり硬そうなイメージを持ってしまいますが、実際の粘度は通常のエンジンオイル「10W40」程度の粘度です。

アッシュFSとPSEギアの詳細

『FS』と『PSEギア』の違いとは?

同メーカー、「FS」と「PSEギア」をそれぞれクラッチとミッションで試してみましたが、FSはとにかく軽いタッチでスムーズ。反面カシャンカシャンとスムーズさのせいか作動音が伝わってきます。それに対してPSEギアはスムーズなのに操作音・機械音が静かでクラッチに於いては切れが良くなります(クラッチの切れだけで考察すると僅差でFSに軍配)。

現在の整備ではエンジンオイルに「PSE15W-50」を使い、クラッチとミッションオイルには「PSEギア 75W-90」を使用しています。
イメージ的にFS・PSE、どちらもギア抜けしそうな位スムーズな感触になります

 

性能差は変わらないレベルですが大きな違いは「鉱物油」ベースでの製法。
PSEギアはエステル配合、エンジンオイルと同等の製造方法で手間の掛かったオイルです。

 

エンジンオイルと同様にPSEシリーズは「鉱物油」です。
化学合成油と違い鉱物油はオイル漏れし易い旧車のガスケット類に優しく、一番適したオイルと言えるでしょう。

ギアオイルですのでミッションにも絶大な効果があります。
Wシリーズのクラッチとミッションはこのオイルで固定しています。

振動・経年劣化でシフトリンク廻りが擦り減ってガタツキの大きい物は当サイト内で販売の『シフトリンク・サポートキット』を使用すると、ギアオイルの感触の良さがより一層分かり易くなります

Wシリーズのオイル交換方法について

エンジン・クラッチ・ミッションの3箇所のオイル交換方法

こちらの記事で作業方法を詳細に解説しています