Z1/Z2 ~Z2ミラー・初期型のバックミラーを取り付ける

Z-1
Z1/Z2の初期型バックミラー

後期型・純正品のバックミラーは現在も販売されていますが、今回は初期型の丸いミラー部分と
新品の本体・棒側とを組み合わせる手順を解説しています。

バックミラーの前期と後期の形状

大きさと各部のサイズは同一ですがデザイン・形状が大きく異なります。

ネジ側の厚みが違いが一目瞭然です。
「Z1」は部品単位で美しくデザインされた車両ですので、砲弾型メーターや燃料タンクと同じ位にこのバックミラーは時間をかけてスタイリングされています。

残念ながら年式が新しくなると諸問題の対処としてデザインが失われていきます。
コスト面で燃料タンクはプレスラインが内から外へ、ミラーは振動で樹脂部分(ネジ部)の割れ防止と鏡面の耐震性能を上げる為に内部変更・厚み上昇という事になりました。

ネジ位置もボディ厚も同寸になりますが初期タイプの方がスリムです。

 

初期型50年物のミラーをレストレーション

棒の部分はペイントでも良いのですが、純正新品部品と組み合わせた方がよりしっくりときます。

棒側のサンプルは状態の良い純正品を使っています。
ミラー部を外すとネジ長も全体長も違う事が分ります。

ネジ部の長さは、後期型:32mm~初期型:23mm

車体側合わせでこれだけ長さが違います。
ネジ山をカットしないと全長が長くなるばかりではなく、ネジがミラー側で「底付き」してしまいますので加工して使用します。

加工とは言っても簡単で、ネジ長の差だけカットすれば良いだけです(9mm前後)。

Z2ミラーは鏡側のネジ部が長いので、ねじ込み具合で長さの調整が可能になっています

 


 

 

純正品とリプロ品の見分け

ヤフオクやメルカリなど物販サイトでの購入

知らず分らずに販売、または購入したものの実はリプロ品。
本物と思っていた物がそうでないと傷心ですが・・・。

固定ナットの形状で判別可能です。ミラー側・車体側、各々画像の形をしていればほぼ純正品に間違いありません(「ほぼ」と言うのは紺お部分だけ変えられている事もあるからです)。

リプロメーカーやレプリカ販売の製品は上下同じ形のナットを使っていたりもしますので判別がし易いのが特徴です。

 

バックミラーのプラスチック部分の白く潤いの無くなった表面は、コンパウンドで磨いてからシリコンスプレーで黒く蘇ります。