Z1000,Z1R,Z1000Mk2のキャブレター構成部品を解説
分解整備に必要不可欠なジェット類とOリングを、各年式での部品番号と共に解説しています。
一番欲しい部分は既に販売終了
ジェットニードルとホルダーは販売終了品
無くなってしまってはいますがZ1/Z2と違いZ1000系はニードルの状態が良い車両が多いので、クリップ段数での調整で賄える部分が大きいです。
Z1000A1/A2~A3,A4で大きく違う「パイロットスクリュー」
ケイヒンとミクニでの相違点
「エアースクリュー」とも呼ばれますがこれは京浜はエアースクリュー、三國ではパイロットスクリューとメーカーで呼称が違います。スロージェットはケイヒンでパイロットジェットはミクニでの呼び名となっています。
双方のキャブレターで開け閉め方向が真逆に違います。これは何が違うのかと言うと、ケイヒンは調整用スクリューを締め込むと燃料は濃くなりますが、ミクニでは締め込むと薄くなっていくと言う事。
もう一方は燃料の流量を指し示していると言う違いがあります。
Z1000A1,A2とA3,A4での大きな違いはパイロットスクリューの位置
A1,A2はキャブレターの下側に付いていますが、A3,A4はキャブレターボディ側面・斜め方向に付いています。
また、パイロットスクリュー自体の形状も違います。
Z1Rを含むZ1000Aシリーズのキャブレターパーツ
部品番号の案内と2020年9月時点での販売価格を記載
~~~表示価格は税別です。
(A1,A2)
16038-024 Oリング (キャブ直下型) 130円
16022-016 スプリング (キャブ直下型) 360円
(A3,A4)
16038-022 Oリング (斜め側面) 280円
16022-007 スプリング (斜め側面) 350円
【Z1000(A1,A2)~Z1000Mk2(A3,A4)】~メインジェット
92063-1028 メインジェット(102.5番) ~Z2/Z1000Mk2(US仕様),STD
92063-1042 (105番)
92063-073 (107.5番)
92063-1038 (110番)
92063-1110 (112.5番)
112.5番のみ580円 他560円
【Z1/Z2~Z1000系】 ~フロートバルブ類
16038-016 ジェットニードル・ホルダーOリング 120円
16030-025 フロートバルブセット 3580円 (Z1R/Z1000A)
16030-027 フロートバルブセット 3730円 (Z2)
16029-004 ガスケット、フロートバルブシート 180円
パイロットジェット/スロージェットはメーカー販売終了品ですが当サイトでの販売があります
各社で見られる製作品ではなく信頼の高い純正部品「三國/ミクニ」製品です。
【Z1000Mk2用 US仕様 加速ポンプ付き】 ~チェックバルブOリング
92055-1059 Oリング、チェックバルブ 410円
~~~以上Z1000系のキャブレター部品についての解説でした。
是非部品注文する時の参考になさって下さい。