Z1/Z2,Z系のヘッドライトをマルチリフレクターに交換

Z-1
Z1/Z2~Z系の高耐久・高性能なマルチリフレクターレンズを紹介
Z1/Z2を筆頭にした「Z系」のヘッドライトをマルチリフレクターレンズに

ヘッドライトチューニングの定番はマルチリフレクターレンズ

今までは旧車の味としてレンズカットのあるライトを好む向きが多かったのですが、最近の傾向として当時風ではあるけれどもライトレンズはマルチリフレクターレンズと言ったカスタム依頼が増えてきています。


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丈夫で明るいマルチリフレクターレンズとは?

純正品から社外品まで

ここで言う「丈夫」とはすぐにレンズが曇ったり反射板が焼けて劣化する事が無いものの定義です。

見渡せばPMC製品を使っている車両を多く見かけますが、早いと3カ月でプラスチックレンズと反射板は熱で腐食してしまう代物です。そうならない為にレンズはガラスレンズでしっかりとしたメーカーの製品を使うようにします。

純正品でもホンダやカワサキのマルチリフレクターレンズが入手可能ですが、光軸調整用のビスの位置だったりレンズ固定に加工が必要であったりとなかなか簡単に取り付ける事が出来ません。また、純正部品ですとプラスチックレンズが多く(特にホンダ)値段もそれなりになってしまうのも難点です。

OEM供給メーカー品

自動車メーカーへ供給している物であれば高性能・高耐久と信頼度が大きく、長く安心して使えますのでその中でもボルトオンで取り付け可能なレンズを紹介します。

IPF社製 マルチリフレクターレンズ

硬質球面ガラス採用で経年劣化が少なく、永く使える良品です。検査場でのチェックも最近はありませんが本来認証を受けていないと車検は不適合となりますの要注意。
その点この製品は国交省認定品ですので安心して使用出来ます。

 

 

以前より取引先からの案内等により知らされてはいたのですが、レンズをライトリムに固定する「リテーナーキット」の販売が終了してしまい、取り付けに不安が残る部分もあって紹介が今になってしまいました。しかし嬉しい事に前述のリテーナーキットが再販されましたので、一足遅れ・今回のレポートがようやくの紹介となりました。部品装着に関しましてはリテーナーキットと併用するだけの簡単取り付けで、誰しもが自身での交換が出来る程の容易な作業内容となっています。


IPF製品とPMC製品を比較検証

純正レンズとIPFそしてPMC

ライトリムへの固定方法は3種共に同じです。リブの位置光軸調整用ビス穴も当然ですが同じ位置。社外ヘッドライトリテーナーを使って簡単に取り付けが可能です。

何れも左側が「IPF」で右側が「PMC」です。
双方での大きな違いはポジションランプの位置。IPFはバルブ直下でPMCはバルブサイドにあります。プラスチックレンズのPMCレンズはその材質の為かなり軽量です。

IPFは小糸やスタンレー、シビエと同じでバルブ固定のスプリングは指先で容易に外す事が出来ます(当たり前の事ですが)。PMCは作りが悪く、ラジオペンチなどで引き抜かないと外せません(その他どこを見てもチープ)。


IPF/PMCどちらも固定用リブは同じです。レンズの奥行きも同じですのでライトケース内への収まりも問題ありません。

 

IPFのマルチリフレクターレンズ『HL-41』

   【エクステリア】

IPFのレンズはガラスレンズです

取り付けるとシビエ並みに前方へ丸く飛び出た形状をしています。おそらくはその球面で集光性能が向上しているのだと判断します。

レンズが平らでない分、マルチリフレクターであっても旧車としての古さが残っているそんな雰囲気です。

ポジションはバルブ直下にあり、レンズ表面に「IPF」のロゴが入っています。

   【明るさ】

左画像はLEDのポジションで右画像は135W相当のクリヤーレンズ・H4バルブ。
ポジションだけでもかなりの明るさです。

 

 


旧車のマルチリフレクターレンズに際してはこの「IPF」が優れた性能と判断されました。樹脂レンズは軽量ですので振動の多い古いバイクには最適ではありますが、耐久性と集光性に於いてはガラスレンズが秀でた性能と思われます。

 

 


似合うかどうかは別問題として「W3」にも対応しますのでご一考を・・・。