【ふ】
スクーターを始めドラムブレーキ修理で一番多いのがこのリヤブレーキ・アームの固着。
過去に携わった修理の殆どは強固に固着していて外すのにかなりの労力を使ってきました。
ここではその手順を解説しています。
サンプル車両は50ccスクーターですが、ドラムブレーキであれば作業は同様ですので全ての「ドラム式」の参考になると思います。
必要工具
錆び付いたシャフトの取り外しに必要な工具はひとつ、大きめの(柄の長め)モンキーレンチ。
あとは浸透性の高い潤滑油があれば作業はグンと作業効率が高まります。
作業手順
- リヤホイールを外す(スクーターの場合はマフラーから外します)。
- リヤブレーキワイヤーをブレーキアームから取り外す。
- ブレーキ・ライニングを取り外す。
アームが動き始めたらレンチ先端でアームを斜めに掴んで、外に引き出しながら回すのがコツ。
アーム固定ボルトもこの時点で取り外しますが、なかなか動かない場合はこのアームをプラスチックハンマーで叩いて回転させる事もあります。その時固定ボルトはやはり回転するまで外しません。