Z系からW、旧車から現行車まで使えるテクニック
ここではキャブレターOH時に必要とされる技術を公開・解説しています
ワイヤーブラシを使って
キャブレターのオーバーホールに便利な道具がこれです。
「ワイヤーブラシ」
これをそのまま使うのではなく、先端に植え込まれたワイヤー部分を使います。
ステンレス製が細いのに丈夫で使い易いです。
詰まったジェットを貫通させる
パイロットジェット・スロージェットの穴は極小です。詰まってしまっている時、クリーナーだけで溶かし貫通させるのは困難な場合も有ります。ジェットの穴はデリケートですのでその穴よりもサイズの小さいワイヤーを使って穴を開け直し、仕上げにキャブクリーナーでジェット内部の洗浄を行います。
特に50ccクラスのキャブレターに使われるスロージェットの穴は小さいので、このワイヤーは重宝します。
汚れ具合が酷い場合はまずクリーナーに浸けこみ、しばらく置いてからジェットの穴にワイヤーを通します。その後更に漬け込んで穴内部を綺麗に洗浄します。
コツとしては乾いたまま差し込まず、クリーナー液で溶かしながら作業を行う事です
ジェット通路を保護する為にもクリーナー併用で作業します
パイロットスクリュー奥のOリングとワッシャーを取り出す
キャブレターメンテナンスには部材を溶かさず溶解性能が高い「ワコーズ製品」がお薦めです。