ドライサンプ方式のMT-01のオイル交換方法を解説しています
メインスタンドがありませんので、後輪用レーシングスタンド若しくはフロントスタンドが必要になります。
オイルの排出方法
MT-01のオイルドレンボルトは2カ所あります。
左側にオイルタンクがあり、その下部・前方にひとつ。もうひとつはアンダーカバーを外すと左下部にあります。
【エンジン側ドレンボルト】
アンダーカバーを外すと見えるのがエンジン側のオイルドレンボルトです。
ここからは1L程のオイルが抜けます。
2つのボルトを外しオイルを排出します。2箇所にオイル受け・トレイをあてエンジンをかけます。
こうする事によってエンジン内の各通路とオイルポンプ内に残っているオイルを抜く事が出来ます。
オイルタンク側は前輪にオイルが撥ねない様に間に仕切りを立てるかタイヤに厚手のタオルやシートをかけておきます。
オイルフィルターの交換
オイルフィルターはダウンチューブ下部に隠れています。ホーン辺り・レギュレターの付いた所の奥にありますので、M6ボルトを2個外してレギュレターをずらします。そうすると狭いですが工具の入るスペースはありますので取り外しが可能になります。アンダーカバーも外しておくとこぼれたオイルで汚さずに済みます(もちろん下にオイル受けにトレイも置く様にします)。
オイルの注入と調整
ドライサンプタイプですので一般のウエットサンプ・オイルパン式と若干の違いがあります。
オイルをレベルゲージで確認しながらゲージ上限付近まで入れたら(2.5~3L程注入。気をつけないとタンク給油口から溢れてしまいますので十分に加減して下さい。)3~5分暖機運転をします。エンジンを止め3~5分経過したらゲージにてオイルレベルを確認します。不足していたら再注入し、同じ様に『暖機運転→時間経過後に確認』の動作を繰り返して調整は完了します。