発売当時はよく見かけた車両でしたが現在では「希少車」となっています
先に発売された「NC700」シリーズエンジンがベースになったエンジンを搭載しています。
750ccに拡大されたNM4の簡単なエンジンオイル交換の手順を解説しています。
エンジンオイルの排出
オイルドレンボルトは車体左側、丁度サイドスタンドの根元方向にあります。
アンダーカバーの取り外しを行う事なくボルトは外せます。
トレーをあててオイルを抜きますが車体を左右に傾けて古いオイルを抜き去ります。
セルを回して一瞬エンジンをかけてオイル通路やポンプ内に残った物まで抜いてあげます。
オイルドレンボルトのアルミワッシャー・ガスケットは毎回交換が望ましいのですが、実際には2回程は使えます。
オイルフィルターの交換
マニュアルではオイルフィルター交換の際、「クラッチオイル・フィルター」も同時に交換と記載があります。オイルフィルターはカートリッジタイプで下を除くと右寄りに付いているのがすぐに分かります。
ではその「クラッチオイルフィルター」とは一体どこに・・・?
~~~カバーを外しますと御覧のマニュアル画像の様な亀甲型のカバーがあります。M6ボルト2本を外すとクラッチオイルフィルターが現れます。カバーのOリングと共に新しい物と交換します。フィルターには「OUT SIDE」の文字がありますのでその面が外側になるようにセットします。
エンジンオイルの注入
オイルレベルの確認には車体を真っすぐに立てる事が必要です
オプションでメインスタンドがある様子で、フレーム下部にはスタンド取り付け用のステーがあります。この部分にジャッキをあてると作業はスムーズに行えます。
【オイルレベルの確認方法】
オイル量はオイル交換のみで3.0~3.2L。
この数値は前述の方法でオイルをしっかりと抜いた時のデータです。この量でオイルレベルはゲージ半分より上・アッパーレベルよりも少し下になります。
フィルターを双方交換した場合は3.2~3.4Lとなります。
(オイルをよく抜くとメーカー公表値に随分と近い値になります)
その後エンジンを止め暖気運転と同じ時間の3~5分待ってからオイルゲージにてレベル確認。
この動作を繰り返してオイルレベルを調整して作業完了となります。