SR400/500 グリスアップ~スイングアームピボットへの給油 怠ると大変な事に!

【O~U】
SR400/500 グリスアップ手順
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【S】 

~~~SR400/500に多く確認される修理のひとつにスイングアームピボットの「ガタ」があります。

これを未然に防ぐ為にもピボットシャフトへの給油は重要な整備となるでしょう。

使用するグリスガンの解説

グリスニップルが無くチャックでの固定が出来ませんので先端の尖ったノズルを使います。

このままでは密着させてもグリスが脇から漏れてしまいますので、適当な大きさの「Oリング」をノズル先端部に嵌めてガンを押し付けて作業すると殆ど漏れなく注油が出来ます

ピボットシャフトへの給油手順

同じSRでも旧い車両ですとこのシャフト先端に「グリスニップル」が付いていますが、途中から注油穴がボルトに変更されています。これは左右に設けられています。

~~~M6ボルト・8mmヘッド これを左右共に外します

~~~ボルトを外したら車体右側からエアブローで中に溜まった水分と汚れを押し出します

  1. M6ボルトを両側外した状態でグリスガンを使い車体右側よりグリスを注入。
  2. 反対側(左側)のボルト穴からグリスが出てきたら注油を止め左側ボルトを取り付ける。
  3. 再度グリスを注油していくと左側スイングアーム付け根から古いグリスが押し出されてくる。
  4. 注油しているグリス色と同色に近くなってきたら作業完了です。

 

 

~~~スイングアーム両端はオイルシールの付いた「キャップ」でカバーされています。左側・チェーン側にのみ「シム」が取り付けられていて、これによってクリアランスが確保されその隙間から古いグリスが排出される構造となっています。

 

画像はチェーン側、スイングアーム下からグリスが排出されたところです。

ここは定期的にグリスアップするのが良いでしょう。乗る頻度にもよりますがどんなに不精しても車検毎の注油をお勧めします。