650RS/W3にW1S,W1SAのマフラーを取り付け

W3
W3にW1S/W1SAのマフラーを取り付け
W1S,W1SAのマフラーをW3に取り付ける

W3とW1SA後期のエキゾーストパイプは連結タイプ

  • 音の歯切れを良くしたい
  • もう少し音を大きくしたい
  • エキゾーストの見た目に迫力を

連結タイプエキゾーストと「大根マフラー」と呼ばれるビジュアルを変えたいオーナーさんは多いのではないでしょうか~?

音の独立化・音の歯切れを良くする為に連結部分に「詰め物」をして対処するのもひとつの手段です。

 

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W1S後期~W1SA前期のマフラーを使ってW3にW本来の音を

エンジンが完調・オーバーホールされた車両での比較

エンジン整備された車両で比べるとノーマルマフラーのW3排気音が一番小さく静か。
その次に静かなのはなんと「W1S」。2点吊りサイレンサー装備の車体の音がW1SAよりも小さいなんてと思われますが、オーバーホールした後の排気音はまるで静かになってしまった記憶があります。計測機にかけたわけではなくあくまでも人間の耳に頼っての個人的見解ですが、オーバーホール後のW1SはノーマルW3に近い音のマイルドさです。

ではW1SAの排気音が一番大きいのかと言うと実はそうでもなく、W3にW1S/W1SAのマフラーを取り付けた車両の方が音は図太く大きく感じます。

左右に大きく張り出した「エラハリ・エキパイ」なるものがありますが、ノーマル・連結無しのエキゾーストパイプの方が低音・音量・歯切れ共にエラハリ以上だと感じます。

W3にW1S/W1SAのマフラーを取り付け

W1マフラーはほぼ無加工で装着可能

取り付けの殆どは加工無しでの取り付けが出来ます。
唯一フランジ形状が違いますのでフランジまで「W1」の物が用意出来ればすんなりと装着が可能となります。

W1とW3のフランジの違い

W1SA後期とW3の連結されたエキゾーストパイプ用のフランジはW1Sのフランジ形状は違います。
取り付けピッチに違いはありませんが、内側の溝の深さや内径・外径が違います。

 

 

~~~黒い方はW3用、メッキの物がW1S用です。


【W3用】                【W1S用】

W3用は「割りカラー」を使いますのでその溝が深い造りになっています。
W1S用はカラーを使いませんので溝が浅い形状です。


 

 

~~~左側画像は純正の割カラーが入っている状態。
~~~右側画像ではW1SとW3のフランジの内径の違いが分かります。

W3のフランジを使ってW1Sのマフラーを取り付け

W3のフランジを使ってW1Sのエキゾーストパイプを取り付けます。
その為には「割カラー」を作る事が必要です。純正のカラーでは厚過ぎてサイズが合いません。
「Z1/Z2」用の純正割カラーを短くカットするだけで良いので簡単に作成出来ます

現在でも販売されている部品の加工なので不便なく揃えられます

今回は手元にあった「Z2」用の中古品を使って加工しています。
「5mm」程度の幅を残してサンダーにてカットします。その後ベルトサンダーにて断面を綺麗に均します。


 

 

~~~バリを取って耐熱ブラックにてペイントすれば完成です。
これでW1Sのエキゾーストパイプを固定する事が可能となります。

カットした方がパイプ外側に、リブのある方がヘッド側に向きます

マフラー交換に関しての注意点

W1S,W1SA,W3共々エンジン搭載位置からサイレンサー取り付け部分まで同長なのですが、稀にサイレンサーステー・取付穴が合わない場合があります。大体は2~3cm程前方に届かない所でサイレンサーはエキパイに入っていかなくなります。

これはサイレンサー内部のインナーバッフルが長い事が原因で、早々とエキゾーストパイプに当たってしまい取り付け位置が合わないのです。これはマフラー出口のM6ボルト・ナットを取り、インナーバッフルを抜いて短く切るだけで解決出来ます。

インナーバッフルの取り出しには「36mm径」のインナーチューブがあると便利です。
エキゾースト側から差し込んで「コンコン」とスライド・叩くと容易に抜き出す事が出来ます。
錆て中で固着している物も多いですがこの方法を使うと作業ははかどります。

抜き出したバッフルを「3cm」、サンダーでカットしてあげればサイレンサーはフレーム側・取付位置まですんなりと入ります。

カットするのはエキゾースト側です。間違えない様に十分確認の事