W1S,W1SA,650RS/W3 ダイナモのオーバーホール④ ~ダイナモの動作確認と取り付け編

W3
W1S,W1SA,W3 ダイナモのオーバーホール④
W1S,W1SA,W3 ダイナモのオーバーホール

ダイナモが組み上がったらいよいよ取り付けです

Yカバーガスケットは販売終了、そして構造上ダイナモの脱着は少々面倒です。
二度手間にならない様に取り付け前の作動確認を行ってからの取り付けを推奨します。


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ダイナモ単体での正常作動確認方法

一般的に「モータリング」と呼ばれる手法です

あくまで「作動確認」であって発電可否の判断ではありません

容量の大きい正常なバッテリーと、ブースターケーブルを用意します。

 

ここでは「Z用」の14番バッテリーと自動車用ブースターケーブルを使っています。

 

モータリング・配線の接続方法

ダイナモ単体での動作確認方法 

ダイナモはボール盤で使う様な固定台・バイス等を使って転がらない様に軽く固定します。
ダイナモから出ている2本の線、水色線と黄色線を下記の様に繋ぎます。
水色をバッテリー「+」、プラス端子へ
黄色をバッテリー「-」、マイナス端子へ


この状態でバッテリー「-」マイナス端子とダイナモのアース線の付くボルトを
ブースターケーブルで接続すると正常なダイナモは時計回りに回転します。
(ギア側より向かって正面から見ると『反時計回り』になります)

水色線と黄色線を繋いだ時点で回転する場合はフィールドコイル短絡の疑いがあります
正常な物はダイナモアースをバッテリー・マイナスに繋ぐまで回転しません。

モータリングを動画で解説

バッテリー・マイナスとダイナモアース間の接続は火花が出るので注意が必要
点検中は引火しそうな物を遠ざけておきましょう

 


 

ダイナモの取り付け方法

動作確認が終了し良好であれば車体への取り付けで完了です

ダイナモには忘れずに「Oリング」を嵌めておきます。

エンジン側取り付け部分が腐食している場合は、Oリングとエンジン側へ薄く液体ガスケットを塗布して組み込むとオイル漏れ対策になります。


 

 

コンミテーターバンドをダイナモカバー・エンジンブラケットの切り欠きに合わせて
ダイナモを奥へと押し込んでいきます。


 

 

ダイナモを最後まで押し込んでしまうと回転させる事は困難になるので、
エンジンブラケット内に収まった時点で右に「90度」程回した位置にします。
そうするとダイナモアース線の付く部分が向かって左サイドに来ます。
これがダイナモの標準的な向きとなります。この位置に合わせてから最後まで押し込みます。
ダイナモチェーンを外さないでダイナモを抜いた場合は、最後まで押し込む前段階でローターシャフトにダイナモチェーンの掛かった状態のスプロケットを取り付け、ダイナモを押し込みながらスプロケットも一緒に押し込む作業になります。

ダイナモスプロケットには向きがありますので外す時に必ず確認します。
(→歯車からの飛び出し量の多い方が外向き・ナット側になります)

ダイナモ取り付けの最終確認

ダイナモ取り付け部分各々の確認を
ダイナモの取り付けが終わったら右側エンジンカバーと配線3本を取り付けエンジンをかけます。

 

この内側部分を見てダイナモが最後まで押し込まれているかが確認出来ます。

 

 

 

ダイナモ本体を固定するバンドのM8ボルトを締めて取付完了です。

 


 

アイドルギアからダイナモスプロケットにかけての「チェーン」の通りが、ケース端面と同じ様に平行になっている事を要確認。
ダイナモスプロケットの表裏が間違っていたり、「シム」の入れ忘れがあるとチェーンは平行になりません。

ダイナモスプロケットは奥行きの大きい方が手前で、奥行きの少ない方が奥になります