フラット6・Z1300のギアオイル交換 ~シャフトドライブのオイル交換方法

【V~Z】
ZG1300のギヤオイル交換とメンテナンス
KZ1300のギアオイル ~シャフトドライブのメンテナンス

ギアオイル・シャフトドライブのメンテナンス方法

ギヤオイルは「ハイポイド・ギヤオイル」と呼ばれる極圧添加剤の入ったデファレンシャル潤滑用オイルです(通常のオイルとは違い泡立たたない特性を持った特殊なオイルです)。

ここに例えばエンジンオイル等を使うと、エア抜きのバルブが付いている機構の物ですとそこから泡状になったオイルがブクブクと出てきてしまいます。

 


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Z1300のギアオイル・デフオイル

シャフトドライブのメンテナンス
Z1300はチェーンではなくシャフトドライブですので定期的なオイル交換が必要です。

ギアオイルの交換は至極簡単です。

ギアボックス直下にあるドレンボルトを外してオイルを抜きます。
オイルフィラーキャップを外して規定量のオイルを入れて完了です。


 

 

 

ギアボックスの真下にあるボルト。
これがドレンボルト(オイル排出用ボルト)です。


 

 

 

これがオイルフィラーキャップ。
ここを外してオイルを注入します。

『ギヤかギアか』
JISでは「ギヤ」ですが英字・GEARを日本語化すると「ギア」となります

ギアオイル交換の注意点

作業は車体を真っすぐに立てた状態で行います
Z1300にはメインスタンドが装備されています。しかしこれは緊急時用の様子でとても一人でかけられる代物ではありません。左右のマフラーに隠れて取り付けられていますが、「テコ」を使った踏み付け部分・バーが短く後方に伸びている形状によって思い車体を持ち上げる事は困難です。

   【フロントスタンドを使った固定方法】

 

こうして車体を真っすぐに固定出来るとギアオイル交換だけでなくエンジンオイル交換の時にも便利です。

 

 


小さめのオイルトレーを用意

車体を真っすぐに立ててもオイルはホイールにこぼれてしまいます。小さめのトレー・オイル受けを使ってこぼさない様に排出します。

ここではクーラントの入った容器(2L入り)を半分にカットして自作した物をトレーとして使っています。


Z1300のセッティングデータ

ギヤオイルの規定量とは?

メーカー指定のギヤオイル量は『250ml』です。
または、車体を真っすぐに立てた状態でオイルフィラーキャップ(オイル注油口)からこぼれない程度の給油量。カワサキ指定の「GL-5/80W90」を使います。

オイルフィラーキャップが斜めに付いているのとマフラーが前面を塞いだレイアウトの為、紙を巻いて作ったジョウゴを使ってオイル注入します。

オイルは車体を真っすぐに立てた状態で調整します

オイルレベルは注油口から溢れるギリギリの所まで入れる様にメーカー指示があります。
計量カップに200ml準備し徐々に注入します。200ml入った所で残りの50mlを補給します。

規定量の「250ml」で丁度注入口いっぱいの位置になります(良く計算されています)

 

 

左側サイドカバー内にもう一つのイグニッションがあり、ここを「ON」にしないとメインスイッチ側で電源が入らない様になっています。