Z1/Z2 オイル漏れ対策に改良されたエンジン部品
旧部品と見比べると明らかに対策が取られた形状に変更されています。
「プラグ、シリンダーヘッド」
「プラグ、シリンダーヘッド」パーツリストではこう呼称されています。
新型になると名称は「プラグ、カムシャフト」になっています(私個人では『カムプラグ』と呼んでいます)。
【部品の変更点】
部品名と共に部品番号も変更されていますが部品そのものに大幅な改良がなされ、オイル漏れし難い形状に変わっています。従来品は上手に組み込まないと外側に飛び出してしまったり、水平が保てずオイル漏れの原因になったりと少々コツのいる部分でもありました。
オイルの侵入を防ぐ為の段が二つ付いています。
更にヘッド側にピタリと収まる様ガイドとなるリブが出ています。これで外にも内にもずれる事無く正確な位置に固定されます。
旧部品番号 : 92066-017
新部品番号 : 92066-0946 (税込み737円 4年1月現在)
新部品番号 : 92066-0946 (税込み737円 4年1月現在)
ヘッドカバー締め付けに必要な「トルクレンチ」。
「トーニチ」製品がコストパフォーマンスに優れた製品です。
実際の取り付け方を解説
過去の製品と違い組付けは容易になり、コツも必要ありませんので作業は簡単に行う事が出来ます。
従来品はヘッドカバーを被せボルトを締め込みながらこのカムプラグを内側に押し付ける様にして本締めする様な方法をとらねばなりませんでしたが、新型部品は液体パッキンを塗布しシリンダーヘッド側に挿し込むだけの簡単な取り付けです。
(従来品の様に外にはみ出ない様に気を付けつつヘッドカバーを被せ、前述の様にボルトを締め付ける際の位置調整が不要です)
ここで使用の液体ガスケットはホンダ純正部品「シリコーン液体パッキン1216E」。
品番は「08CRA-K030M1」です。
ワコーズの「ガスケットメイク」でも良いのですがこちらの製品の方がオイル漏れ対策には軍配が上がります。