バンジョー・フィッティング部品を揃えてメッシュホースを製作する方法

ブレーキホースとクラッチホースの製作方法 ~好みのパーツで好きな長さに
ここではご要望の多いステンメッシュホース製作方法を再構成して解説しています

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メッシュホースの作り方

既製品ではなくメッシュホースを作成

参考としてここでメッシュホースの作り方を解説していきます。 これが出来ますと汎用品を使わずに自分で好きな長さ・取り回し、そして気に入った形状・素材・色のフィッティングを使って自分好みに仕上げることが出来ます。

 

金属線を切る為の専用ハサミがこちら。

気を付けないと指迄簡単に切ってしまいます。

 


 

 

ガムテープを貼って(メッシュが広がらない様にする為)その上からサンダーで切るか、専用の金属用ハサミを使って切断します(画像ではハサミを使っています)。
ハサミで切断の場合はガムテープは必要ありません。

 


 

 

 

ホースが被覆でコーティングされている製品は画像の様に「5mm」程被覆を切り取ります。


 

 

 

フィッティングパーツを分解しナット側をホースに通します。


 

 

 

被覆を切った周辺をラジオペンチなどで軽く潰すと画像の様に綺麗にメッシュが開きます。

 


 

 

 

これでオリーブの取り付けがスムーズに行えます。


 

 

 

オリーブ(金色の部品)を中心のテフロンチューブとメッシュの隙間に挿入します。


 

 

 

ナット部を万力で挟んで、上からオリーブをハンマーで叩いても良いのですが、私はいつもこの様にラバーマットに押し付けてオリーブの接合面に気を遣いながら組み付けています。


 

 

オリーブがテフロンチューブに底付きするまで押し込めたらナット部品を開口部がスライドするプライヤー「プライヤーレンチ」で挟んで引き出します。その後ボルト部品(フィッティング先端部品)を締め込んで固定したらホースの完成です。

 

前述の専用ハサミがあると、画像の様につまんで先端部を綺麗に開く事が出来ます。

注意したいのはナットを引き出し過ぎるとオリーブが抜けてきますので、オリーブを押し込みつつ引き出します。最後にボルト部品を締め込むとしっかりと固定されますので、メネジ部を4山程度残した所で引き出しは十分です。
先端部をプライヤーレンチで挟みナット部分をスパナで回す方法を使うと万力は必要なく作業が行えます。
今回は趣向を変えてカスタムに役立つ作業情報・メッシュホース作製についての解説でした。

これがあらゆる整備で活躍する「プライヤーレンチ」です。メーターリングのカシメもこの工具が大変役に立ちます。
私が使うのは大きいサイズで250mmですが、細かい作業には150~180mmが一番使い易いサイズになると思います。

 

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