いよいよ理想の完成形に近づいてきました
スプリングのセットで色々と悩んでみましたが、左右フォークを繋ぐトップブリッジとアンダーブラケット(三つ又)をひとつのサスペンションと考えた時に良い方法が思い浮かび上がりました。
フロント廻り一式がひとつのサスペンション
欧米のメーカーに多く見られる仕様で、左右でフォークの中身・役割が違います。
片側がダンパー機能を持ちもう一方はバネ・スプリングの役割と言うもの。
レーサーでもある輸入トライアル車両のメンテナンス経験が多数あるおかげで知り得た構造でありましたが、初めて目にした時は驚き以上に目から鱗が落ちる思いで驚愕した記憶があります。
Z1カートリッジ・フォークのリセッティング
【現在の仕様】
左側フォーク : 伸びダンパー(縮み早く~抜け遅い) スプリングレート : 8.0k
右側フォーク : 圧ダンパー (抜け早く~縮み遅い) スプリングレート : 8.0k
フォーク油面は左右同じ
圧ダンパーを右側に設定したのはシングルディスクが右側にあるためです
製作時前述の様にフォーク一式でひとつのサスペンションとして構成しましたので、今回スプリングレートを落とすにあたって両側の変更はせず片側のみレートを落として調整する事にしました。
片側「7.0k」で製作し、左右平均の「7.5k」に設定をして様子を見ます。それでもまだ調整が必要であれば再度スプリングを「6.0k」で製作・設定しすると左右平均を「7.0k」まで調整が可能です。これ以上は反対側のスプリングとの連携が取れなくなりますのでその場合は反対側もレートを落としたスプリングをセットする事になります。
Z1 リヤサスペンションのセッティング
外見はホワイトパワーですが中身は全くの新造品で、ロッド径も12mmから14mmと今どきのサスペンションと同じ仕様にしています。ノーマルのスプリングでは若干柔らかく、そのままではカートリッジ化したフロントサスに対してのバランスが悪くなります。そこでオーリンズのスプリングを使ってレートを上げ調整しています。
【現在の仕様】
圧側ダンパー : 1/7(7段階中 「1」)~~~最弱
伸び側ダンパー: 7/11(11段階中「7」)
~~~ストロークセンサーの「Oリング」を見るとよく踏ん張っている様子が伺えます。
ここまでストロークしていますが車体の上下・姿勢変化は乗っていて殆ど分らなく、ライダーの上半身は固定された状態で下半身のみでショックを全て吸収しているイメージです。
サスペンションはバランスが大切です
前か後ろのみの換装ではなく、前後の交換若しくはセットアップで車体構成を決めて行く事になります。しかし予算の組み立て上なかなかそういかないのが実状です。その場合はまずしっかりとしたリヤサスペンションを手に入れセットアップ、その後フロントに着手するのが良いと思います。