Z1/Z2 のエンジンオイル交換 ~集合管を外さずに行う方法を解説

Z-1
Z1/Z2 ~マフラーを外さない「時短」オイル交換方法
Z1/Z2 ~マフラーを外さないでも出来るオイル交換法

エキゾーストパイプがエンジンに近い形状のマフラー

オイルパンとマフラーのクリアランスが狭い車両はオイル交換をするのにもマフラーを外さないとなりません。そこであまり手間を掛けずに「時短」で出来るオイル交換方法を解説します。

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ワンピースマフラーは不可

作業上「2ピース」構造のものでないと使えない方法です

簡単に概要を説明しますと、4番エキゾーストパイプのみを取り外してのオイル交換作業となります。3番パイプは抜かないでも大丈夫ですが、マフラーの形状によっては3番・4番共に外さないとならない場合もあります。

 

まず最初に中間パイプとエキゾーストパイプを繋ぐスプリングを4本外します。
そしてサイレンサー側取付ボルトを外して後部をフリーにします。


 

 

固定用ナットを外して3番パイプもフリーにして前方へ移動させます。
こうして隙間が出来ると4番エキゾーストが外せます。

メガネレンチはしっかりしたものを使う

オイルドレンボルトは固く締まっています

振動の伝わりぐあによって、オイルドレンボルトは締め付けがきつくなっています。
本来ソケットを使って外しますが、マフラーを外さないでの作業ですのでメガネレンチを使います。使い古した工具ですとボルトは簡単にナメてしまいますので要注意(レンチサイズは17mm)。

   オイル交換用に長い物を1本用意しておくと便利です


 

 

抜いたオイルが4番パイプ内に入らない様にウエスを使って塞ぎます。
(その上からビニール袋を被せると更に良し)


 

 

パイプを外しただけではクリアランスが狭くレンチの入る余地が無い場合は、中間パイプ以降を後方に少し移動させれば大丈夫です。
オイルフィルターケースのドレンボルトも外して、ケース内に溜まったオイルも抜き出します。

オイルを抜きやすくするために暖気運転後に交換作業を行う時はマフラーが冷めるまで時間をおくか、パイプに水をかけて冷ますと熱い思いをせずに作業が行えます。