Z1/Z2,650RS/W3 のZ系・W系まで ~ミシュラン新製品「ロードクラシック」

W3
Z系~Wシリーズ用 新型ミシュランタイヤ「ロードクラシック」
発売前から期待度の大きい19インチ製品です ~ミシュラン「ロードクラシック」

ラジアルではありませんが旧車サイズ・19インチラインナップの新しいタイヤです

プロライダーではなく庶民的・ツーリングライダーとしてのインプレッションとなっています。
ですのでカタログ値や専門サイトでの感覚とは違ったものになっているかもしれませんが、より一般的ユーザーに近いものとして参考にして頂ければ幸いです。


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ミシュラン『ロードクラシック』

スポーツ・ツーリングタイヤ、パイロットロードシリーズから旧車サイズに派生品です。

タイヤパターンを見ると、なかな挑戦的・戦闘的な模様が特徴の新タイヤです。
(若干「パイロットストリート」にも共通する様な・・・)
最近流行りのショルダー部がスリックになった外観が大きな特徴です。これは通常ウェットでフルバンクさせる事は無いと言う考えに基づいたもので、ウェット&ドライでの相反する性能向上をとりまとめるのにも一役買っています。

マカダム50廃番から待ち焦がれた新製品とは・・・?

マカダム50廃番後、そのサイズの殆どは「パイロットアクティブ」へ統合。
そのパターンの不人気もあり旧車・19インチオーナーのミシュラン離れが進んでしまったのも事実ですが、約10年の時を超え19インチ・新型タイヤの登場となりました。

~~~画像は『W3』への装着例です。

装着幅は「パイロットアクティブ(Vレンジ)」とさほど変わらない細身です。
大きな特徴はセミラジアルと言うべきベルテッド構造を採用している事が挙げられ、これがバイアスなのにラジアルタイヤ装着に似た錯覚をおこす要因となっています。

輸入品の為19~18インチサイズの入荷が遅れ、販売直後から国内流通が無い状態でしたが現在はメーカー在庫もあり入手し易くなっています(新製品情報が遅くなったのもその為です)。

 

試乗した感じからしますと期待以上でも以下でもなく、特別尖がった部分の無い・当たり障りのないセッティングとなっていました。当初受けたイメージと違い、穏やかで良い意味でダルい乗り味となっています。同メーカー内で比べて見た結果では、パイロットアクティブの方がキビキビ軽快に走れる印象です。

 

 

【コーナー含む安定性】  パイロットアクティブ(PA)<ロードクラシック(RC)
【ウェット性能】                 PA<RC
【ハンドリング】                 PA=RC
【ライフ】                    PA>RC

グリップ性能に於きましてはこれはウェット・ドライ共に当然新型の方に軍配が上がります。
しかしハンドリングやライフの面を見て見ますと、発売から息の長いパイロットアクティブはやはり秀逸です。今は併売していますが以前のマカダム50がパイロットアクティブに統合された様に、パイロットアクティブも今後ロードクラシックに移行されるかもしれません。