Z1/Z2,『Z系』メンテナンス ~オイル交換のワンポイントアドバイス

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Z1/Z2,Z系 ~オイル交換時のアドバイス
Z1/Z2、Z系オイル交換時のアドバイス

オイル交換についてのお役立ち情報

推奨オイルと合わせて参考にして下さい。

 


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オイル交換に必要な『スタンド』

オイルレベル調整に不可欠な「フロントスタンド」

フルノーマルに拘った車両意外ですと殆どは集合管に変更されていますのでこの「フロントスタンド」が必要になってきます。レーシングスタンド以上に使い勝手が良く使用頻度も高いので揃えておく事をお薦めします。

オイル交換だけでなくキャブレター調整、タイヤ交換時にも重宝する工具です。


オイル交換時の注意点

オイルドレンボルトを緩める

通常の「オフセット」されたメガネレンチではボルトから逃げやすく、そのせいでナメさせてしまう事も多いです。特に古いままのオイルドレンボルトですとそれは顕著で、筆者も過去に酷い状態にさせてしまった経験がありますのでダメージを与えない技を伝授します。

ドレンボルトへ工具を当てた状態を保つ為、下からジャッキを掛けて工具が逃げない様に固定するのです。ソケットレンチでもメガネレンチでもこの方法ですと工具がガッチリとボルトを捕まえていますのでボルトから外れる事無く緩める事が出来ます。ボルトが固く締まって緩まない場合、これならば足で工具を蹴る事も可能です(実際の作業ではフロントフォークインナー等、手頃なパイプを工具に突っ込んで延長させて緩めます)。

廃油受け・トレーの代わりに廃油処理箱を使うのも良いのですが、近所のガソリンスタンドや馴染みの販売店で捨てる事が出来るのであれば廃油タンクを用意する方が経済的です。

工具のストレートで販売されている「オイルドレンパン8L」が最もお薦めです。

 


カワサキ純正のオイルフィルター

モノは純正品だけにしっかりとしていますが・・・。

直近(2020年12月現在)の物は作りが悪くなっています。
何が悪いのかと言うとフィルター自体に問題はありませんが、フィルターボルトの通る穴。この部分の内径が狭くなっており、間に入るゴムブッシュが相当きつくなってシャフト挿入が困難である事です。

ゴムを外して見てみると明らかにクリアランスが狭い事が確認出来ます。
ここへこの厚みのゴムブッシュは流石に入らないと思いますが・・・。

挿入方法としてはドライヤーでゴムを十分に温め、シャフトとゴム部分へ満遍なく潤滑剤を塗った状態でゆっくりと差し込んでいきます。力づくで突っ込んでしまうと引っかかりの無いゴムブッシュはいとも簡単に外れてしまいますので要注意。

指でゴムブッシュを押さえつつ、シャフトを時計回りに回転させながらゆっくりと差し込んでいくのがコツです。

こうなると純正よりも取り付けが容易で値段設定も抑えられた社外品の方が良いかもしれません。
しばらく様子を見て上手に使い分けていきたい所です。

 

社外品では『デイトナ』製品がお薦めの商品です(他社製品は作りが雑です)。