GSX-R1000のェンダーレス取り付け要領 ~各メーカーで何が違う?

【A~G】
フェンダーレスキットの取り付けと製品解説
GSX-R1000をサンプルに各メーカーでの違いについて検証

定番の「フェンダーレスキット」について解説

この頁では一般的なデイトナとアクティブ製品について検証しています。

 

取り付けに使った製品は「アクティブ」のものです。

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メーカーでの違いとは?

価格と入手の容易さから選ばれるデイトナとアクティブ

取扱説明書はデイトナが分かり易く、アクティブは難しい表現と真っ黒な画像で理解に苦しむ表現で解説されています。GSXR1000に於いては説明が年式違いで記載されていますので要注意!

アクティブ製品での説明には純正のリヤフェンダーを外す作業の一環として、テールカウル左側のみを外すよう指示があります。しかし最後部でテールランプ部分とタッピングスクリューで固定されていますので単体での取り外しは不可能です(画像は本当に外せるか実際に作業したもの)。
このGSXRは左右一体になった状態での取り外しとなっています。一式で外した後にテールランプ部分を分解してようやく左右が分離出来る構造となっています。

本キットは2012年~「L2~L6」のキットですが、取説は2009年~「K9/L0/L1」と同じ物を使っている様子です。

カウル脱着はナンバー灯の配線を外してLEDに交換する為の脱着作業です。
簡単にテールカウル一式が外せる親切な設計ですので丸ごと外して容易に作業が出来る様にするのが正解です。

取説にはシートロック用ワイヤーをカウル側で外すようにありますが、車体側で外す方が非常に簡単です。ここの解説もなぜ難しい方で案内するのか考えに苦しみます。


シートロックワイヤーと配線カプラーを外して車体とカウルを分離させます。

LEDナンバー灯の接続には付属の「エレクトロタップ」を使う様にとあります。
ですがこんな腐食し易く嵩張る物の使用はお勧め出来るものではありません。見えなくなる部分に使用しますが、見た目にも悪くいかにも素人作業的なのもマイナスポイント。

販売店でもこれを使って作業する所が多いですが、技術的に劣っている証明でもあります。
お手軽なのでDIYで使うのでしたらまだしも、お金を頂いての作業でこのエレクトロタップを使うのは有り得ません。

配線をすっきりとまとめる為、カプラーは端子を抜き出してLEDナンバー灯の配線に入れ換えて再使用します。端子抜きが工具として販売されていますのでそれを使うと簡単に外せます。取説書に記載はありませんが、純正の配線に使われている保護チューブもカプラーと共に入れ替えて使うと良いでしょう。

 

 


ステーの取り付け

テールカウルを外す事とターミナル線の入れ換えのみ少々のコツが必要

カウル脱着とカプラー入換えには慣れとコツが少しだけありますが、その他ナンバーステー類の取り付けに難しい部分はありません。

 

裏側のボルト4本での固定と、ナンバーステー部分の取り付けだけですので容易に作業出来ます。


 

 

アクティブ製品で注意が必要なのはリフレクターが別売りな事です。
これが無いと車検不適合なのと道路交通法違反になり車両走行不可となります。
規制の通った面積「10㎠」以上の製品を使って下さい。
デイトナ製品はオールインワン、リフレクターまでセットになっています。

 

ナンバーとリフレクターを共締めして完成です

 

もうひとつ気を付ける点は、どのメーカーの製品を使ってもナンバープレート・ベースの併用が出来ないと言う事。

SS・スーパースポーツ車は特にナンバーが飛び出てしまいます。これによるナンバー破損のリスクを解消する為、ナンバーベースを使いたいのです。しかしナンバー上部のクリアランスの関係でこのプレートは使えません。

どうしても使いたい場合はナンバー灯付近をえぐる様に「逃げ加工」をすると併用可能です。