部品番号が変わったウインカーリレーは「ICタイプ」へ
ウインカーリレー。現行車両からすると何の変哲もないこの部品。
旧車にとっては動作が大きく変わる部品です。
例えば信号待ちの状況を想定してヘッドライトを点灯させブレーキをかけ、ウインカーを点けた状態にすると・・・。バッテリーやメインハーネスそしてレギュレターが新品でも、発電機も整備済み・完調であったとしてもウインカーの点滅は止まってしまいます。
この状況を解消するのが「ICリレー」です(W3はウインカー球が23W指定なのでなおさらです)
ウインカーリレーには『機械式』と『電子式ICリレー』の2種類があり、機械式リレーはコイル&接点方式で電磁石の構造を利用しています。
カワサキ純正部品で入手可能
650RS/W3に於いてハザードリレーは既に販売中止ですがウインカーリレーは継続販売中です。
部品番号が変更されましたがこれは製品内容が現行車用と共通になった為です。
新部品番号 → 『27002-0003』リレー&ハーネスのセット
2019年10月現在での販売価格は「4851円(税込み)」です。
ウインカーリレーを旧部品番号で注文すると互換用ハーネスと新型リレーがセットになっていて、
現行車両と同じ「電子式ICリレー」に変わっているのが伺えます。
機械式は電気が溜まってから点灯なのでワンテンポ遅いのですが、電子式リレーはスイッチONで点灯からスタートするのがこの「IC」の利点です。
ここで不思議に思う事は単体で揃えた方が200円程お得と言う事。
リレーアッシー :『27002-1101』 ~~~W800用に統合されています。
ワイヤー、ターンシグナル:『26011-0063』
ウインカーリレーを純正電子式に交換
リレーを交換しただけでもその恩恵は大きくありますのでこの電子式への変更は効果絶大です。
ウインカー球を交換した訳でもないのに、とにかく明るくなるのが特徴です。
一番の効果はスイッチを入れた瞬間に点灯から始まりますので、瞬時に車線変更したい場合の不安が解消されます。
【詳細はこちら~動画で確認】
照度も明るく点滅具合が明らかに節度良く変わりました
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W1S,W1SAの部品情報他
ターンシグナルリレーですが、W1S,W1SA,W3で部品番号はそれぞれに違います。
W1S → 「27002ー008」
W1SA→ 「27002ー012」
W3 → 「27002ー011」
残念ながらW3用を除いて販売中止となっています。
使用電球のワット数も3車違いますが配線の加工でW1SとW1SAにも取り付けは可能です。
ワット数の違いによって点滅しなかったり点滅スピードが早かったりする場合は、
電球をW3と同じワット数の物に変えて対処すれば良いでしょう。
W1S → 「8W」
W1SA→ 「32W」
W3 → 「23W」
リレーに表記された数字の見方