~~~現代版に合わせた測定方法でフォークオイル量・レベル調整を行います。
フォークOH・分解整備を前提に解説をしています
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マニュアルに無いオイルレベル調整
Z1/Z2と違いオイルレベルの案内はなくオイル量でのデータが一般的です。
オイル粘度はカワサキの場合「2サイクルオイル」指定が通常ですが、純正仕様の場合にはホンダのクッションオイル・10号を使っています。
フォークオイルレベル調整 ~分解編
650RS/W3のフォークをフルに分解
分解後、綺麗に洗浄した後一度組み立てます(オイルはまだ入れない)。
トップキャップを外してスペーサーと、段付きのワッシャーに似たフォークスプリングガイドと呼ばれる部品そしてフォークスプリングの3点を取り出します。
フォークオイルレベル調整 ~調整編
スプリング類を抜き去ったら垂直に固定します
現行車両と同じ方法でフォークオイルレベルを調整します。
計測はインナーチューブをいっぱいまで縮めた前屈での状態で行います
オイルを注入後、インナーを上下に10~20回程ストロークさせケース内のエアを抜きます。
オイルが安定するまで10分程おいておきます。
【推奨フォークオイル】
フォークオイルレベル ~オイルレベル数値
フル分解・規定量注入後のオイルレベル数値
現行車と同じ測定方法でのオイルレベルは「206mm」です。
メスシリンダーに残る微少なオイル量を加味しても上下2mm内で良いと思われます。
非分解でのフォークオイル交換方法
マニュアルに沿った分解無しでのフォークオイル交換方法です
【作業手順】
- フォークオイルドレンを外す(ボトムケース下・側面の「+」ビス)。
- 交換フォーク側にハンドルを切り、車体に跨った状態でストロークさせてオイルを抜く。
- フロントを持ち上げトップキャップを外し、フォークオイルを規定量注入する。
【手順① ~ドレンビスを外す】
フォークをストロークさせた後にビスを抜くとオイルが吹き出てくる場合があります。
ジャッキで前輪を持ち上げてから外すとオイルの飛び出し防止になります
【手順② ~フォークオイルを抜く】
~~~オイルを抜く方向にハンドルを曲げフォークをストロークさせてオイルを抜きます。
フォークオイルを抜く際にメインスタンドが無い場合、サイドスタンドでも作業可能です
参考記事内で推奨フォークオイルの詳細を解説しています。