Z系のCRキャブレター取り付け ~ワイヤー取り付けの方法を解説

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Z系CRキャブレターのワイヤー脱着
Z系のCRキャブレター ~ワイヤー脱着方法とキャブレターの取り付け

Z系(Z400FXも含め)のCRキャブレターのワイヤー取り付け位置はほぼ同じ所にタイコがセットされます。ワイヤーの脱着方法等、ここではアドバイスを盛り込んで解説しています。


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ワイヤー・タイコの位置と取り外し方

過去にコチラで解説していますのでこれも参考にして下さい。

社外キャブレターは様々な機種に対応する為にワイヤー・タイコの取付穴が複数個あります。
取り付けの位置を間違えてしまうと本来の性能が発揮されなくなるばかりか、調子を悪くしてしまう事にも繋がります。


   【ワイヤー取り外し】

御覧の様にワイヤーは上から2番目と3番目に掛かっています。

この位置が正解で、間違えるとキャブレターピストンが上がり切れず全開にならない状態となってしまいます。


 

 

 

まずはワイヤー取り付け部分・アジャスターを最後まで締め込んで「遊び」を大きくとります。アクセルホルダー側も緩め・締め込んで遊びに余裕を持たせておきます。


 

 

アジャスターを締め込んであげるとワイヤーの遊びにゆとりが出来ますので、タイコがレバー部分から外し易くなります。

アジャスター部分で2本のワイヤーに余裕を持たせてもタイコが外せない場合は、ワイヤーの片側にだけ余裕を持たせてもう一方をプレートから外してあげます。
このどちらかの方法でワイヤーを外す事が出来ます。

 

 


キャブレターの取り付けとワイヤーの遊び調整

キャブレターの取り付けは盗難除けも含めての考察です。

出先でキャブレターの盗難にあった実例からこの方法をとっています。
20分程の駐車時間でしたがキャブレターはバンドが外され、ワイヤー類はワイヤカッターで切られた状態でした。

キャブレターを固定するバンドはタンクを外さないとアクセス出来ない位置に変更します。
画像は①番と②番のもので、これならば工具が入りませんのでいたずら防止対策にもなります(私がCRとFCRを付ける時は必ずこの様に取り付けています)。

ワイヤーの調整はロングドライバーを使って遊びを探って行います(指の入り難いワイヤー位置の関係で)。ハンドルをどちらにきっても若干のゆとりが出来る様にして下さい。
調整が終わったらアクセルを全開、キャブレターピストンが最後まで上がりきっているかを確認して完成です。

ハイスロを付けていないのにアクセル開度が小さく感じる場合はワイヤーの取り付けを要確認。タイコの掛ける位置が間違っていてピストンが上がりきっていない可能性が高いです。