カワサキ Z1/Z2整備~ハンドルやフロントフォーク・ホイール固定に使われる「クランプ」について解説

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ハンドルやフォークの『クランプ』について

ハンドルパイプやフロントフォークのアクスルシャフト部分で

 

「クランプ」とは半円に分かれた固定用部品の総称で、主にハンドル固定に使われています。
フロントフォークのアクスルシャフトの固定にも使われており、締め付けには決まりがあります。

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フロントフォーク・アクスルシャフトでの検証

 

 

 

Z1/Z2のフォーク・クランプです。
水平な板に合わせてみるとよく分かります。

前後で高さが違います。

高い方がフロント・進行方向、低い方が後ろ側になります。

まずフロント側を規定トルクで締め付け、その後にリヤ側を固定します。

 

こうする事でバンドを締め付けているのと同じ効果になります

 

 

ボトムケース側は前後同じ高さですので
クランプの前後だけ気を付ければ大丈夫。

進行方向は隙間が無く、後方のみ隙間あり。
(向かって左側が進行方向)

 

高さの低い方から締め付けると
左画像の様に隙間が左右に開き
その隙間も斜めになってしまいます。

販売店での作業でも理解されておらず間違えて組まれていた事が多々ありました

 

ハンドルもクランプになっていますが、前後で高さが違うのは主に「ホンダ」で、
「ヤマハ」・「カワサキ」は高さが一緒の場合が多いです。

 

高さが同じ場合は前後の隙間が均等になる様に締め付ければ問題ありません