フロントハブ 最終章
スポークの研磨も終わり、ハブもペイントが終了
いよいよ組み立てです。
スポークは最終的に『真鍮ブラシ研磨+青棒磨き』までの運びとなりました。
全体は軽く仕上げていますが、ヘッド部分は鏡面仕上げにしています。
ペイントは7分艶有りでの仕上げ
Zのスポークは40本使われています
1本磨くのにベルトサンダーでの下処理に1~2分、中仕上げに2分~3分、
ヘッド部分は青棒での最終仕上げに3分程、以上を含め合計約8分かかります。
ヘッド部同様に全体を鏡面仕上げにする場合はこの3倍以上の時間を要します。
(→ 手作業によるペーパー下処理が一番手間のかかる作業です)
ニップル研磨は1個15分程ですのでひとつのスポーク+ニップルで考えると
ゆうに40分以上もの時間を費やす作業です。
1ホイール・40本で20時間・・・!
休みなく作業は出来ませんので、体力+気力まで考慮すると1ホイール仕上げるのに
他の仕事の事も考えると1週間以上は欲しい所ですね。
でもそうして仕上がったホイールはとても満足のいくものとなり
クロームメッキとは趣の異なった艶やかな光を放つ素晴らしい光源となります。
★スポークの組み方は別ページにて解説していますのでこちらを参考にして下さい
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