Z1/Z2 フロントブレーキ・フルード交換
時間の経過と共にブレーキフルードは劣化します
液色にあまり変化が無くても2年も経過している場合は要交換です。
フルード交換と共にキャップとマスターシリンダーの清掃を
数年間キャップすら開けた事の無い車両は固着してしまってなかなか緩まない事もしばしば
清掃作業 ~粉状になったブレーキフルードを取り除く
小さめのマイナスドライバー若しくは精密ドライバーを駆使して清掃します
粉状のフルードと腐食部分を掻き出す様に綺麗にしていきます。リザーブタンク内のフルードを抜いてタンク内の汚れも一緒に落とします。真鍮製の柔らかいブラシを上手く使って清掃し、パーツクリーナーで拭いて完了です。
車体廻りへは最後に水をかけて洗浄しますが、なるべく外装には触れない様に燃料タンクはシートを被せて養生します。
車体廻りへは最後に水をかけて洗浄しますが、なるべく外装には触れない様に燃料タンクはシートを被せて養生します。
清掃が終わったらブレーキフルードの交換をして作業終了です(場合によってはエア抜き作業が必要となります)。
整備上の注意点
本来(新車時点)ブリーダーサイズはレンチサイズ8mmですが殆どは交換され10mmになっていると思います。
その場合Z1/Z2・W3のブレーキキャリパーのブリーダーへのアクセスにメガネレンチを使うと、クリアランスの関係上工具の厚みで干渉しキャリパーボディに傷を付けてしまいます。
肉厚の薄いソケット(スナップオンなど)を使い一旦緩めてからスパナを使ってエア抜きをするようにして傷防止に努めます。
ここは精度の高いスパナを使う様にして下さい